鈴与シンワート株式会社の2023年12月期第3四半期決算がアップデートされましたので、その内容を簡単に紹介します。
この企業は情報サービス事業と物流事業を手掛けている、東京証券取引所に上場している会社です。
企業情報
企業名: 鈴与シンワート株式会社
証券コード: 93600
決算期: 3月31日
鈴与シンワート株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
鈴与シンワート株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日までの9ヵ月間のデータになります。
主な事業
鈴与シンワート株式会社は、情報サービス事業と物流事業を手掛けています。情報サービス事業では、企業向けシステム開発やクラウドサービスなどを提供しています。物流事業では、倉庫業務や陸運、港湾作業などを行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は119億73百万円と、前年同期比で11.2%増と大幅な増収となりました。売上総利益も26億16百万円と前年同期比で35.1%増と大幅な増益となっています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で11.2%増、営業利益は前年同期の29百万円から464百万円と大幅に増加しました。経常利益も500百万円と前年同期比で879.8%増と非常に大きな伸びを示しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は101億16百万円で、前連結会計年度末と比べ62百万円減少しています。
資産の部
流動資産は40億46百万円で、前連結会計年度末に比べ1億62百万円減少しています。固定資産は60億69百万円で、前連結会計年度末に比べ1億百万円増加しています。
負債の部
流動負債は29億36百万円で、前連結会計年度末に比べ6億73百万円減少しています。固定負債は40億40百万円で、前連結会計年度末に比べ5億57百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は31億39百万円で、前連結会計年度末に比べ52百万円増加しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の0.5%から当期は4.9%と大幅に改善しています。これは売上高と利益が大きく伸びたことが主な要因です。一方でROEは前年同期の0.5%から当期は10.5%と2倍以上上昇しており、自己資本の効率的な活用が行われていることがわかります。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは好調に推移しているものと考えられます。投資活動によるキャッシュ・フローについては、DXやIT投資などが行われている可能性があります。
配当の支払額
当期の配当金は1株当たり40円となっています。前年同期の30円から増配となっており、業績好調を反映した配当政策と言えるでしょう。
今後の展望
DXやIT投資に積極的に取り組み、「徹底した現場力の向上による収益構造の改革」を推進していく方針です。情報サービス事業とロジスティクス事業の両輪で着実な成長を遂げ、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
鈴与シンワート株式会社は、DXやIT投資に積極的に取り組み、情報サービス事業とロジスティクス事業の両輪で着実な成長を遂げています。第3四半期決算では大幅な増収増益を達成し、ROAやROEも大幅に改善するなど、企業業績は順調に推移していると言えるでしょう。今後も収益力の向上と企業価値の向上に期待が寄せられています。
鈴与シンワート株式会社の決算日や配当についてまとめました。
鈴与シンワート株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日までの9ヵ月間のデータです。配当金は1株当たり40円と前年から増配となっており、業績好調を反映した配当政策と言えます。