伏木海陸運送株式会社の第107期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度伏木海陸運送株式会社が第2四半期の決算報告を行いました。売上高が前年同期比1.4%増の65億円と堅調に推移しています。港運事業の物量減に対し、不動産事業や個人消費関連の分野が好調だったようです。利益面では、売上原価の高騰により営業利益が前年同期比38.5%減となりました。しかし、経常利益は37.1%減にとどまり、株主の皆様にも四半期配当金20円を支払うことができました。今後も幅広い事業分野で収益の確保に努めていきたいと思います。

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企業情報

企業名: 伏木海陸運送株式会社
証券コード: E04339
決算期: 2023年6月期

伏木海陸運送株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

伏木海陸運送株式会社の決算日は6月30日です。決算発表は通常9月下旬に行われ、中間配当の支払いは3月上旬、期末配当の支払いは9月下旬に行われます。

主な事業

伏木海陸運送株式会社は、港湾運送事業、不動産事業、繊維製品製造事業などを展開しています。港湾運送事業は同社の中核をなす事業で、富山県伏木港を拠点に輸出入貨物の取扱いを行っています。不動産事業では住宅分野を中心に事業を展開し、繊維製品製造事業では自動車内装材の製造を手掛けています。また、旅行業など多角化にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高65億8千9百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益4億4千9百万円(同38.5%減)、経常利益4億6千2百万円(同37.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億4百万円(同17.9%減)となりました。利益率は、売上総利益率が15.1%、営業利益率が6.8%、経常利益率が7.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益率が4.6%となっています。

売上・利益の推移

直近の第106期(2022年6月期)の業績は、売上高130億円経常利益8億円当期純利益8億円となっています。過去5年間の推移では、売上高は微増傾向にあり、利益も概ね堅調に推移しています。ただし、当第2四半期では原価高騰の影響を受け、利益率は低下しています。

四半期連結貸借対照表について

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比4億2千1百万円増加の228億円となりました。これは主に、有形固定資産が3億5千7百万円増加したことによるものです。一方、負債は前期末比1億3千5百万円増加の108億4千万円となりました。純資産は前期末比2億8千6百万円増加の119億6千万円となっています。

資産の部

流動資産は前期末比6千4百万円増加の54億6千5百万円、固定資産は前期末比3億5千7百万円増加の173億3千4百万円となりました。主な増加要因は、受取手形・売掛金の増加と機械装置の取得によるものです。

負債の部

流動負債は前期末比1億6千7百万円増加の43億1千3百万円、固定負債は前期末比3千1百万円減少の65億2千9百万円となりました。主な増減要因は、電子記録債務や短期借入金の増加、長期借入金の返済によるものです。

純資産の部

純資産は前期末比2億8千6百万円増加の119億6千万円となりました。これは主に利益剰余金の増加2億円、その他有価証券評価差額金の増加6千2百万円によるものです。自己資本比率は47.5%となっています。

ROAとROE

伏木海陸運送のROA(総資産利益率)は3.3%ROE(自己資本利益率)は5.1%となっています。これらの指標はここ数年安定的に推移しており、成熟企業としての収益性を示しています。ただし、当第2四半期は売上原価の高騰から収益性が一時的に低下しています。今後も適切な設備投資と業務改善を進め、高水準の収益性を維持していく必要があります。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが4億5千万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが6億7千万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが5千4百万円の増加となりました。この結果、現金及び現金同等物は前期末比1億6千5百万円減少し、18億2千7百万円となっています。今後も、営業活動によるキャッシュ・フローの確保と設備投資への適切な資金投入が重要になってくるでしょう。

配当の支払額

伏木海陸運送は、中間配当と期末配当の年2回、株主への利益還元を行っています。当期の中間配当は1株当たり20円、期末配当は1株当たり40円を予定しています。株主還元の強化に努めており、配当性向は60%前後で推移しています。今後も安定した配当の維持に努めていく方針です。

今後の展望

伏木海陸運送は、港運事業の強化と不動産・繊維事業の収益改善に取り組んでいきます。港運事業では、荷動きが減少傾向にある中、新規顧客の開拓や取扱貨物の高付加価値化に努めます。不動産事業では、住宅分野の受注拡大、繊維事業では自動車関連の新規受注獲得に注力します。また、旅行事業の収益力向上など、事業の多角化にも取り組んでいく計画です。中長期的には、安定した収益基盤の構築と株主還元の向上を目指していきます。

編集部のまとめ

伏木海陸運送株式会社は、港運事業を中核としながら、不動産事業や繊維製品事業など、幅広い事業展開を行っている総合物流企業です。当第2四半期は、一部事業での苦戦がありましたが、全体としては健全な業績を維持できています。今後は、顧客と事業の多角化を進め、安定収益の確保と株主還元の強化に取り組んでいくことが期待されます。今後の業績推移にも注目が集まるでしょう。

伏木海陸運送株式会社の決算日や配当についてまとめました。

伏木海陸運送の決算日は6月30日で、年2回の配当(中間配当と期末配当)を行っています。中間配当は3月上旬、期末配当は9月下旬に支払われます。当期の配当は、中間配当が1株当たり20円、期末配当が40円と、配当性向も60%前後と株主還元に積極的な企業といえます。今後も安定的な業績と株主還元の維持が期待されています。

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