株式会社ユーラシア旅行社の2023年12月期第1四半期の決算報告がアナウンスされました。業績の回復が見られ、コロナ禍以前のレベルにまで迫っていることが報告されています。海外旅行の需要回復を背景に、順調に売上を伸ばしている模様です。今後の更なる業績向上に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ユーラシア旅行社
証券コード: 93760
決算期: 9月期
株式会社ユーラシア旅行社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ユーラシア旅行社の決算日は9月30日です。四半期決算は12月31日、3月31日、6月30日、9月30日の年4回実施しています。
主な事業
株式会社ユーラシア旅行社は海外旅行の企画・手配を主な事業としています。主力の海外旅行に加え、海外旅行に関連した旅行傷害保険等のサービスも提供しています。近年は個人向け海外旅行の需要が高まっていることから、こうした個人旅行客への対応に注力しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第1四半期の業績は前年同期比で大幅な増収増益となりました。営業収益は883百万円と前年同期比で116.0%の増加、営業損失は24百万円と前年同期の90百万円の損失から大幅に改善しています。国内外の渡航規制緩和を受けて、海外旅行需要が回復基調にあることが業績改善につながっているようです。
売上・利益の推移
2023年12月期第1四半期の売上高は883百万円と前年同期比で大幅に増加しました。一方で営業損失は24百万円と改善しつつも赤字となっています。前年同期の営業損失は90百万円だったことから、大幅な業績改善が見られます。コロナ禍の影響から脱却しつつあることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末の四半期連結貸借対照表では、資産合計が2,478百万円、負債合計が849百万円、純資産合計が1,629百万円となっています。前期末比では資産が146百万円減少、負債が103百万円減少、純資産が42百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,524百万円、営業未収入金が114百万円となっています。前期末から大幅に減少しています。
負債の部
負債の部では、営業未払金が18百万円、旅行前受金が612百万円となっています。前期末から減少傾向にあります。
純資産の部
純資産の部では、資本金が312百万円、利益剰余金が1,164百万円となっています。前期末から42百万円減少しています。
ROAとROE
2023年12月期第1四半期のROAは-0.8%、ROEは-1.2%となっています。前年同期と比べると大幅に改善している一方で、まだ赤字の状況です。今後の業績回復に伴い、両指標も改善していくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明ですが、前年同期の情報によると減価償却費が973千円、当第1四半期は868千円となっています。キャッシュ面でも一定の改善が見られると考えられます。
配当の支払額
2023年9月期の期末配当金は未定となっています。株主還元策については、業績の回復に合わせて検討されていくものと思われます。今後の業績や配当動向に注目が集まっています。
今後の展望
株式会社ユーラシア旅行社は、コロナ禍の影響から脱却しつつあると見られます。国内外の渡航規制緩和を背景に、海外旅行需要が回復基調にあることから、業績の大幅な改善が期待されます。一方で、中東情勢の不安定化などの地政学リスクには十分注意を払う必要がありそうです。今後の安全安心な旅行の提供に期待が寄せられています。
編集部のまとめ
株式会社ユーラシア旅行社の2023年12月期第1四半期決算は、コロナ禍からの回復が鮮明になってきています。前年同期比で大幅な増収増益となり、営業損失も大幅に改善しています。今後の更なる業績回復が期待されます。また、キャッシュフローも安定的に推移しており、企業の健全性も高まってきていることがわかります。ただし、地政学リスクへの対応も課題となっており、安全面での取り組みも重要視されています。株主還元策については、業績動向を見極めながら検討されていくものと予想されます。
株式会社ユーラシア旅行社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社ユーラシア旅行社の決算日は9月30日で、四半期決算は12月31日、3月31日、6月30日、9月30日の年4回実施しています。2023年9月期の期末配当金は未定となっていますが、今後の業績回復とともに、株主還元策の検討も期待されます。