こんにちは。株式会社エージーピーの直近の決算情報をお届けします。エージーピーは羽田空港を拠点に、動力供給事業やエンジニアリング事業、商品販売事業など様々な事業を展開しています。今回は、そんな同社の第3四半期決算の内容をご説明します。
企業情報
企業名: 株式会社 エージーピー
証券コード: E04366
決算期: 3月期
株式会社 エージーピーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エージーピーの決算日は3月31日で、決算発表は翌年の2月中旬頃に行われます。また、第3四半期決算は翌年の2月に発表されます。
主な事業
株式会社エージーピーは、動力供給事業では航空機への電力やエアコンの供給を行っています。また、エンジニアリング事業では旅客搭乗橋やラウンジなどの空港設備の保守・整備を手掛けています。さらに、商品販売事業では介護施設向けのカート販売なども行っています。幅広い事業を展開しているのが同社の特徴です。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の売上高は92億91百万円と前年同期比で17.0%の増収となりました。また、営業利益は6億68百万円と大幅な増益となり、利益率も7.2%まで改善されています。コロナ禍からの回復とともに、各事業の好調な業績が寄与した結果といえます。
売上・利益の推移
売上高は徐々に回復傾向にあり、営業利益も増加基調にあります。前期は4.9%の営業利益率でしたが、今期第3四半期は7.2%と大幅に改善されています。国内線需要の回復に加え、東アジアや米国からのインバウンド需要の増加が寄与したものと見られます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エージーピーの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が131億65百万円となっています。前期末と比べると1.4%減少しています。負債は40億71百万円と2.5%減少し、純資産は90億93百万円と0.9%減少しています。
資産の部
流動資産は70億50百万円で前期末比1.3%減少しています。一方、固定資産は61億15百万円で前期末比1.6%減少しています。全体としては資産が減少傾向にあります。
負債の部
流動負債・固定負債合計は40億71百万円と前期末比2.5%減少しています。借入金の減少などが要因です。
純資産の部
純資産合計は90億93百万円と前期末比0.9%減少しています。配当金の支払いなどにより利益剰余金が減少したことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社エージーピーのROA(総資産経常利益率)は前期末の5.3%から当第3四半期は5.1%と微減しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期末の7.9%から当第3四半期は7.5%とやや低下しています。これは利益の増加に対し自己資本が減少したためと考えられます。
キャッシュフロー
第3四半期のキャッシュフロー計算書によると、営業活動によるキャッシュフローは4億79百万円のマイナスとなっています。投資活動によって1億71百万円の資金が流出し、一方で財務活動では1億71百万円の資金が流入しています。全体としてはキャッシュ残高が2億79百万円減少しています。
配当の支払額
株式会社エージーピーは、中間配当として1株当たり15円、期末配当として1株当たり25円の配当を実施しています。これにより、年間では1株当たり40円の配当となりました。前期と同水準の配当であり、株主還元に積極的な企業といえます。
今後の展望
株式会社エージーピーは、コロナ禍からの回復を背景に、各事業が好調に推移しています。今後も国内線の需要増加に加え、東アジアや米国からのインバウンド需要の取り込みにより、さらなる業績の向上が期待できます。また、設備投資や人財投資を通じて事業基盤の強化にも取り組んでいくとしています。引き続き同社の動向に注目していきたいと思います。
編集部のまとめ
株式会社エージーピーは、羽田空港を拠点にした空港関連事業を中心に、着実な業績回復を遂げています。第3四半期の業績は大幅な増収増益となり、ROAやROEも高水準を維持しています。今後も需要の回復とともに、同社の更なる業績拡大が期待できそうです。株主還元にも積極的で、安定的な配当を継続しているのも魅力的です。
株式会社 エージーピーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エージーピーの決算日は3月31日で、第3四半期決算は翌年の2月に発表されます。また、同社は年間配当金を1株当たり40円と、安定的な株主還元を行っています。今期の業績は好調に推移しており、今後の更なる成長に期待がかかっています。