東海運株式会社の第123期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東海運株式会社の最新の四半期決算報告書をご紹介します。この運送会社は、国内外の物流事業やカーフェリー運航、不動産事業などを多角的に展開しています。今期の業績は慎重ながらも前年同期と比べ収支改善に向かっているので、今後の動向に注目が集まりそうですね。

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企業情報

企業名: 東海運株式会社
証券コード: E04329
決算期: 3月期

東海運株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東海運株式会社は3月31日決算の企業で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日の年4回行っています。今回の四半期報告書は2023年12月31日時点での第3四半期決算となります。

主な事業

東海運株式会社は、物流事業、海運事業、不動産事業の3つを柱に事業を展開しています。物流事業では港湾運送、国際貨物取扱い、倉庫関連業務などを手がけています。海運事業では内航船やカーフェリーの運航、外航船の運航などを行っています。また、不動産事業では不動産の賃貸管理などを手掛けています。これらの事業を通じて総合的な物流サービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益が303億円、営業利益が2億円、経常利益が4億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が2億円となりました。前年同期と比べ減収減益となっているものの、収支は改善傾向にあります。営業利益率は0.8%、経常利益率は1.3%、当期純利益率は0.7%となっています。

売上・利益の推移

直近3年間の売上や利益の推移を見ると、2022年3月期は営業収益が415億円、営業利益が8億円、当期純利益が4億円と好調でした。一方で、2023年3月期は第3四半期累計で営業収益が303億円、営業利益が2億円、当期純利益が2億円と減収減益となっています。この背景には、世界情勢の不安定化や物価高による影響があると見られます。

四半期連結貸借対照表について

東海運株式会社の2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計は389億円で前期末比13億円の増加となっています。一方で負債合計は223億円で前期末比11億円の増加となりました。純資産は166億円で前期末比3億円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が20億円減少した一方で、建設仮勘定が21億円増加するなど、設備投資による変化がみられます。また、受取手形及び営業未収入金が10億円増加しています。

負債の部

負債の部では、長期借入金が10億円、短期借入金が5億円増加したことが主な要因です。一方で、その他の流動負債が3億円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が4千7百万円増加、その他有価証券評価差額金が1億9千5百万円増加するなど、全体としては3億9千万円の増加となりました。自己資本比率は42.4%と前期末から0.8ポイント減少しています。

ROAとROE

ROAは前期末の4.1%から当第3四半期は3.5%に、ROEは前期末の7.1%から当第3四半期は5.3%とそれぞれ低下しています。これは主に利益の減少傾向によるものと考えられます。世界情勢の影響で収益力が弱含みとなっていますが、中長期的な企業価値向上への取り組みが重要になってくるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動が10億円のキャッシュ・インフロー、投資活動が21億円のキャッシュ・アウトフロー、財務活動が5億円のキャッシュ・インフローとなっています。営業活動キャッシュ・フローの減少と投資活動の増加により、現金及び現金同等物が20億円減少しました。今後の設備投資や借入金返済の動向などが注目されます。

配当の支払額

東海運株式会社は、2023年6月29日の定時株主総会と2023年9月28日の取締役会において、年間8円の配当(うち特別配当2円)を決議しています。この配当金額は前年同期比で1円増加しています。今後も安定的な利益還元が期待されます。

今後の展望

東海運株式会社は、将来にわたって持続的な成長を遂げるため、「市場と顧客に選ばれる企業」を目指しています。環境変化への適応、最新技術の取り込み、事業領域の拡大に取り組むことで、収益力と資本効率の向上を目指しています。本年度から始まった中期経営計画「ステップアップ AZUMA2023」に沿って、グループ一丸となった経営改善に注力していく方針です。

編集部のまとめ

東海運株式会社の最新決算では、売上高や利益が前年同期比で減少傾向にありますが、長期的な企業価値向上に向けた取り組みを進めています。不安定な世界情勢の影響を受けつつも、着実な収支改善への期待も感じられます。今後の設備投資や借入金動向、配当施策などに注目しながら、同社の業績動向を見守っていく必要がありそうです。

東海運株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東海運株式会社は3月31日決算の企業で、四半期決算を6月30日、9月30日、12月31日、3月31日に行っています。配当は年間8円(うち特別配当2円)を2023年6月と9月に実施しました。今後も安定的な利益還元が期待されます。

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