朝日放送グループホールディングス株式会社の第97期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

朝日放送グループホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書を分析しました。放送やコンテンツ関連の事業が好調で、売上高は前年同期比2.2%増の659億円となりました。一方で、テレビスポット収入の減少や新規事業への先行投資などにより、営業損失211百万円と厳しい決算となりました。資産は1,207億円、負債は485億円で、自己資本比率は57.2%と健全な財務基盤を維持しています。今後は新規事業の立ち上げなどに注力し、収益力の向上を目指していきます。

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企業情報

企業名: 朝日放送グループホールディングス株式会社
証券コード: 94050
決算期: 2023年3月期

朝日放送グループホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

朝日放送グループホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、3月期決算を行っています。第3四半期決算は12月31日が基準日となっています。

主な事業

朝日放送グループホールディングスは、テレビ放送事業コンテンツ制作事業不動産・生活関連事業などを展開しています。テレビ放送事業では朝日放送テレビを中核に据え、コンテンツ制作では子会社のABCアニメーション等が活躍しています。さらに不動産や通販事業も手掛け、多角化したグループ経営を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は659億円と前年同期比2.2%の増収となりました。一方で営業損失は2億11百万円と厳しい決算となりました。これは主力のテレビスポット収入の減少に加え、新規事業立ち上げのための先行投資が響いたためです。しかし、自己資本比率は57.2%と健全な財務基盤を維持しています。

売上・利益の推移

売上高は前年同期比2.2%増の659億円となりました。放送・コンテンツ事業が好調で、コンテンツ関連収入やイベント収入が伸長しました。一方で営業利益は2億11百万円の損失となり、前年同期比で19億68百万円の減益となりました。これは主力のテレビスポット収入の減少に加え、新規事業への先行投資が影響しているためです。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の資産合計は1,207億円で、前期末比15億円減少しました。一方、負債合計は485億円で、前期末比13億円減少しました。純資産合計は722億円で、前期末比2億円減少しています。自己資本比率は57.2%と健全な水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が210億円と前期末比12億円減少しました。一方で投資有価証券が184億円と前期末比5億円増加しました。これにより、総資産は1,207億円となっています。

負債の部

負債の部では、長期借入金が29億円と前期末比13億円増加しました。一方で設備投資に伴う未払金が減少しています。この結果、負債合計は485億円となっています。

純資産の部

純資産の部は、利益剰余金が545億円と前期末比6億円減少しています。一方で、その他有価証券評価差額金が23億円と前期末比4億円増加しました。この結果、純資産合計は722億円となっています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は0.03%と低水準となっています。これは営業損失計上によるものです。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は△0.20%と大幅マイナスとなりました。これは親会社株主に帰属する四半期純損失の計上が主な要因です。今後は新規事業の収益化により、収益性の改善が課題となっています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは5億円の支出となりました。これは主に税金の支払いによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは5億円の支出で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは2億円の支出で、配当金の支払いなどが主な内訳です。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は210億円となっています。

配当の支払額

2023年6月期の中間配当は1株当たり6円、2023年12月期の中間配当も1株当たり6円の支払いを行いました。年間配当金は1株当たり12円の見込みとなっています。財務基盤が健全なことから、今後も株主還元を重視した配当政策を維持していく方針です。

今後の展望

今後は新規事業の立ち上げに注力していきます。具体的には、アニメーション制作や次世代放送技術の開発、スポーツ事業の強化などに取り組みます。これらの新規事業の収益化を図り、グループ全体の業績向上につなげていく計画です。また、引き続きコンテンツ関連事業の強化にも力を入れ、収益性の改善を目指します。

編集部のまとめ

朝日放送グループホールディングスは、主力のテレビ放送事業やコンテンツ制作事業が好調に推移しています。一方で新規事業への先行投資が響き、当期は営業損失を計上しました。しかし、自己資本比率が57.2%と健全な財務基盤を維持しており、今後はアニメーションやスポーツ事業などの新規事業の収益化に注力していく方針です。今後の業績回復に期待が高まる決算となっています。

朝日放送グループホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

朝日放送グループホールディングスの決算日は3月31日で、3月期決算を行っています。第3四半期決算は12月31日が基準日となっています。また、同社は年間配当金を1株当たり12円と見込んでおり、株主還元を重視した経営を行っています。今後も安定的な配当の実施が期待されます。

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