株式会社テレビ朝日ホールディングスの第84期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社テレビ朝日ホールディングスの直近の決算報告書をご紹介します。テレビ放送事業など複数の事業を手掛ける同社が、前年同期に比べ8.4%の利益増を達成しました。業績はおおむね堅調で、株主還元の強化にも期待できそうです。株式市場でも注目株となっていますので、ぜひチェックしてみてください。

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企業情報

企業名: 株式会社テレビ朝日ホールディングス
証券コード: 94090
決算期: 3月期

株式会社テレビ朝日ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社テレビ朝日ホールディングスは毎年3月31日を決算日としています。決算発表は例年の4月下旬頃に行われています。

主な事業

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、テレビ放送事業やインターネット事業、ショッピング事業などを中心に事業を展開しています。テレビ放送事業は同社の主力で、人気番組の制作や広告販売などを手掛けています。また、インターネット事業では無料動画配信サービスなどにも注力しており、着実に成長を遂げています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~12月31日)の売上高は2,276億円営業利益は92億円となりました。前年同期比ではそれぞれ0.6%増、30.1%減となっています。利益率は4.1%で、前年同期から3.7ポイント低下しました。広告収入の減少などがマイナス要因でしたが、全体としては堅調な業績推移といえるでしょう。

売上・利益の推移

過去3年の決算では、2022年3月期の売上高が3,045億円と過去最高を記録しました。一方で、営業利益は減少傾向にあり、当期は前年同期比30.1%減の92億円となりました。主力のテレビ放送事業の広告収入が低迷しているのが影響しています。ただし、インターネット事業やショッピング事業などその他の事業セグメントは堅調に推移しており、今後の成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は5,087億円純資産は4,108億円となっています。前連結会計年度末と比較して、資産は136億円増加、純資産は160億円増加しています。主な変動要因としては、現金及び預金の減少と有価証券の増加が挙げられます。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が376億円減少した一方で、有価証券が287億円、投資有価証券が180億円増加しています。流動資産の割合は前期末より減少し、固定資産の割合が増加しています。

負債の部

負債の部では、未払金や未払費用などが減少したことで、前期末比24億円減の979億円となっています。有利子負債は増減がなく、財務の健全性は維持されています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が95億円増加し、375億円となりました。その他有価証券評価差額金も53億円増加しています。この結果、自己資本比率は80.4%と、引き続き高水準を維持しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期末の8.0%から当期第3四半期は4.3%に低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期末の6.8%から当期第3四半期は5.3%に低下しました。これは主にテレビ放送事業の低迷により利益が減少したことが影響しています。ただし、インターネット事業やショッピング事業などの好調な事業セグメントもあり、中長期的には業績の回復も期待できるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが120億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが160億円のマイナスとなりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは52億円のマイナスでした。全体としては375億円の現金及び預金の減少となりました。設備投資や株主還元などに資金を振り向けたことが要因です。

配当の支払額

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、1株当たり年間配当金を50円と安定的な配当を実施しています。当第3四半期では中間配当として1株当たり20円の配当を行いました。配当性向は35%前後で推移しており、株主還元にも注力しています。

今後の展望

経済環境の不透明感は高まっていますが、同社はテレビ放送事業を中心にインターネット事業やショッピング事業など、複数の事業セグメントで収益を生み出す強みを活かせると期待されています。コンテンツ制作力やデジタル化の推進、M&Aなどを通じた事業基盤の強化に取り組むことで、中長期的な成長も見込めると考えられます。

編集部のまとめ

株式会社テレビ朝日ホールディングスの直近の決算は、広告収入の減少により利益が減少したものの、全体としては堅調な業績推移といえるでしょう。同社はテレビ放送事業を中心に、インターネット事業やショッピング事業などの成長事業も育成しており、中長期的な企業価値向上が期待されます。株主還元の強化にも注力しているため、同社株への投資も検討に値する銘柄といえそうです。

株式会社テレビ朝日ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社テレビ朝日ホールディングスの決算日は3月31日で、決算発表は例年4月下旬頃に行われています。また、同社の年間配当金は1株当たり50円と安定的な水準を維持しており、株主還元に積極的な企業といえます。今後の業績動向や成長戦略に注目が集まるでしょう。

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