株式会社フォーバル・リアルストレートの決算報告書が公開されました。オフィスビル市場の回復などを背景に、同社のソリューション事業が順調に推移している模様です。この記事では、同社の直近の決算内容をわかりやすく解説していきますので、フォーバル・リアルストレートの業績についての理解を深めていただければと思います。
企業情報
企業名: 株式会社フォーバル・リアルストレート
証券コード: 94230
決算期: 2023年3月期
株式会社フォーバル・リアルストレートの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社フォーバル・リアルストレートの決算期は3月期です。第3四半期決算は2023年12月31日時点のものとなります。
主な事業
株式会社フォーバル・リアルストレートは、オフィスビルの仲介から内装工事、設備工事などのワンストップサービスを提供するソリューション事業を展開しています。オフィス移転をご検討の企業のニーズに幅広く対応し、顧客企業の利便性向上に貢献している企業です。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期累計期間の売上高は2,314,571千円と前年同期比1.43%の増加となりました。一方、営業利益は150,575千円と1.73%減少しましたが、四半期純利益は107,617千円と5.04%増加しています。
売上・利益の推移
過去3期の売上高は2,975,312千円、2,281,946千円、2,314,571千円と推移しており、順調に増加基調にあります。また、経常利益も153,221千円、151,275千円と堅調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
フォーバル・リアルストレートの直近の四半期連結貸借対照表について解説しましょう。
資産の部
当第3四半期会計期間末の資産合計は1,155,161千円となり、前事業年度末比38,480千円の減少となっています。その主な要因は現金及び預金の減少や、売掛金の増加などによるものです。
負債の部
負債合計は569,679千円で、前事業年度末比93,822千円の減少となりました。主な要因は買掛金や未払金の減少などによるものです。
純資産の部
純資産合計は585,481千円と前事業年度末比55,440千円の増加となっています。これは主に四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。
ROAとROE
フォーバル・リアルストレートのROA(総資産利益率)は11.6%、ROE(自己資本利益率)は19.5%となっています。オフィスビル管理サービスなどの収益性の高い事業を展開していることから、高い収益性を誇っていると言えるでしょう。今後も安定的な利益率の確保が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュフローの状況は公開されていませんが、前事業年度の状況を見ると、営業キャッシュフローが221,860千円の収入を計上しています。財務活動によるキャッシュフローも52,907千円の支出にとどまっており、全体としては健全な財務体質を維持しているといえます。
配当の支払額
フォーバル・リアルストレートは、2023年6月29日開催の定時株主総会において、1株当たり2.20円の配当を決議しました。前事業年度の配当金1株2.00円から増配となっており、株主還元も強化されています。
今後の展望
オフィスビル市場の回復基調を受けて、フォーバル・リアルストレートの業績も順調に推移しています。今後はさらなる収益力の向上に向けて、営業体制の強化や新たなサービスの開発など、積極的な事業展開が期待されます。株主還元も強化されており、同社の株式は今後の成長に期待できる魅力的な銘柄といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社フォーバル・リアルストレートは、オフィスビル市場の回復基調を背景に、安定した業績を維持している企業です。内装工事やインフラ整備などワンストップサービスを提供することで、顧客企業のニーズに幅広く対応しています。また、高い収益性を示す財務指標や安定した配当政策も同社の強みと言えるでしょう。今後も着実な成長が期待できる企業といえます。
株式会社フォーバル・リアルストレートの決算日や配当についてまとめました。
フォーバル・リアルストレートの決算期は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日時点のものです。また、同社は2023年6月に1株当たり2.20円の配当を実施しており、株主還元も強化されています。オフィスビル市場の回復を背景に、今後も同社の業績は順調に推移することが期待されます。
