株式会社エムティーアイは、月額制の女性向けヘルスケアサービスや学校DXなど、成長が期待できる新規事業に注力しています。前年同期と比べ、売上高は微減ながら、利益は大幅に増益となりました。売上総利益率が大幅に向上したことが主因です。今後は、事業の選択と集中により経営の効率化を進め、更なる成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社エムティーアイ
証券コード: 94380
決算期: 2023年10月1日〜2024年9月30日
株式会社エムティーアイの決算日・決算時期(スケジュール)は?
決算日は9月30日で、第2四半期決算は2024年5月15日に発表されます。年2回の本決算と第2四半期決算を行っています。
主な事業
株式会社エムティーアイは、ワンストップでのデジタルライフサポートサービスを提供する企業です。主な事業は、コンテンツ事業、ヘルスケア事業、学校DX事業、およびその他事業(AI事業やDX支援など)です。特にヘルスケア事業と学校DX事業に注力しており、今後の成長が期待されています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高13,517百万円、営業利益1,052百万円、経常利益1,518百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,558百万円と大幅な増益となりました。売上総利益率も73.3%と大幅に上昇しています。
売上・利益の推移
前年同期と比べ、売上高は微減しましたが、利益は大幅に増加しました。これは、売上総利益率の改善やコストの抑制により、営業利益、経常利益、純利益が大幅に伸長したことによります。今後も引き続き、事業ポートフォリオの最適化と経営効率化に取り組んでいきます。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は29,150百万円で、前期末と比べ5百万円減少しました。負債は10,469百万円と1,101百万円減少し、純資産は18,680百万円と1,096百万円増加しました。
資産の部
流動資産は18,795百万円と前期末比145百万円減少しました。現金及び預金の減少が主因です。固定資産は10,355百万円と140百万円増加しました。
負債の部
流動負債は6,532百万円と798百万円減少し、固定負債は3,937百万円と303百万円減少しました。未払法人税等や契約負債の減少が主な要因です。
純資産の部
純資産は18,680百万円と1,096百万円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したためです。
ROAとROE
ROAは5.1%、ROEは8.5%と、前年同期比でいずれも大幅に上昇しています。これは営業利益の増加と自己資本の効率的な運用により、収益性と資本効率性が改善したためです。今後も持続的な成長と企業価値の向上に努めていきます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,241百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが609百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが928百万円の支出となりました。これらにより、現金及び現金同等物は13,426百万円となっています。
配当の支払額
当期の中間配当は1株当たり8円を予定しており、年間配当予想は1株当たり16円となっています。株主還元の充実に努め、安定的な配当政策を続けていきます。
今後の展望
今後も、ヘルスケア事業と学校DX事業への積極的な投資と、コンテンツ事業での収益基盤の強化に取り組んでいきます。また、経営の効率化とグループ全体の最適化を図ることで、企業価値の向上と株主還元の充実を目指します。
編集部のまとめ
株式会社エムティーアイは、ヘルスケアや学校DXといった成長分野に集中的に取り組んでおり、当期の決算でも大幅な増益を達成しました。コスト管理を徹底し、重点事業への経営資源の集中により、収益性と資本効率性が向上しています。今後も、既存事業の強化と新規事業の育成により、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社エムティーアイの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エムティーアイの決算日は9月30日で、第2四半期決算は5月15日に発表されます。また、年間配当予想は1株当たり16円となっています。今後も安定的な配当政策を続けていく方針です。