このたび、株式会社サカイホールディングスの2023年12月期第1四半期の決算報告が発表されました。同社は再生可能エネルギー事業や移動体通信機器販売関連事業などを展開しており、堅調な業績を残しています。今回の決算では、売上高3,874百万円、経常利益179百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益169百万円と、前年同期と比べ増収増益を達成しました。
企業情報
企業名: 株式会社サカイホールディングス
証券コード: 94460
決算期: 2023年12月期第1四半期
株式会社サカイホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社サカイホールディングスの決算日は9月30日です。そのため、今回発表された決算は2023年10月1日から2023年12月31日までの第1四半期(3か月間)の業績になります。
主な事業
株式会社サカイホールディングスは、再生可能エネルギー事業、移動体通信機器販売関連事業、保険代理店事業、葬祭事業、不動産賃貸・管理事業、ビジネスソリューション事業の6つの事業セグメントを展開しています。特に再生可能エネルギー事業と移動体通信機器販売関連事業が主力事業となっています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第1四半期の業績は、売上高3,874百万円、営業利益199百万円、経常利益179百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益169百万円となりました。前年同期と比べ、売上高は8.0%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は25.0%増と大幅に増加しており、好調な業績を維持しています。
売上・利益の推移
同社は過去3年間において、売上高は14,848百万円、14,889百万円、3,874百万円と推移しており、堅調に増加してきています。利益面でも、経常利益は1,234百万円、1,276百万円、179百万円、親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益は815百万円、989百万円、169百万円と、安定した収益力を発揮しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は21,737百万円となっています。主な内訳は、現金及び預金2,914百万円、売掛金及び契約資産1,417百万円、商品843百万円、有形固定資産13,317百万円などです。一方、負債合計は17,501百万円で、短期借入金3,220百万円、長期借入金10,038百万円などが主な内訳となっています。純資産は4,236百万円です。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は前期末の5.7%から当第1四半期は3.3%に低下しましたが、ROE(自己資本当期純利益率)は前期末の19.1%から当第1四半期は15.9%と高水準を維持しています。これは、堅調な収益力と適切な資本政策によって、株主資本利益率の高さを実現できていることを示しています。
キャッシュフロー
同社のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期比で減少したものの、投資活動によるキャッシュ・フローはほぼ横ばいとなっています。また、財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金の返済などにより減少しています。このように、全体としては前年を下回るものの、健全なキャッシュ・ポジションを維持していると評価できます。
配当の支払額
株式会社サカイホールディングスは、2023年12月21日開催の定時株主総会において、1株当たり15円の期末配当を決議しました。前期の1株当たり23円から減少しましたが、安定的な配当政策を維持しています。
今後の展望
株式会社サカイホールディングスは、政府の2050年カーボンニュートラル宣言を背景に、再生可能エネルギー事業の更なる伸長が期待されます。また、移動体通信機器販売関連事業においても、顧客の囲い込みを目的とした新しい施策を展開し、収益力の向上に取り組んでいます。中長期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社サカイホールディングスは、再生可能エネルギー事業や移動体通信機器販売関連事業などを中心に、堅調な業績を維持しています。特に、売上高と利益の増加が注目されます。今後も、政府の再生可能エネルギー推進政策や顧客囲い込み施策などを背景に、中長期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社サカイホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サカイホールディングスの決算日は9月30日で、今回発表された決算は2023年12月期第1四半期(2023年10月1日~12月31日)の業績です。配当については、1株当たり15円の期末配当が決議されました。同社は安定的な配当政策を維持しながら、再生可能エネルギー事業や移動体通信機器販売関連事業の成長に期待が集まっています。