株式会社サカイホールディングスの2023年度第2四半期決算が発表されました。太陽光発電所の運営による売電収入や移動体通信事業の堅調な販売などから、売上高は前年同期比0.3%増の7,639百万円を記録しました。営業利益は513百万円と前年同期比16.0%減となりましたが、経常利益は481百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は331百万円と堅調な業績を残しています。
企業情報
企業名: 株式会社サカイホールディングス
証券コード: E05181
決算期: 2023年10月1日~2024年9月30日
株式会社サカイホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社サカイホールディングスの決算期は9月30日で、第2四半期決算は3月31日、本決算は9月30日に発表されます。決算発表後は株主総会が開催され、配当の決議などが行われます。
主な事業
株式会社サカイホールディングスは、再生可能エネルギー事業、移動体通信機器販売関連事業、保険代理店事業、葬祭事業、不動産賃貸・管理事業、ビジネスソリューション事業の6つの事業を展開しています。主力の再生可能エネルギー事業では、全国各地に15カ所の太陽光発電所を保有・運営しており、安定的な収益を上げています。また、移動体通信事業では大手通信事業者の経済圏を活かした顧客囲い込みを進めており、販売台数も好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間における売上高は7,639百万円と前年同期比0.3%増加し、営業利益は513百万円と前年同期比16.0%減少しました。一方、経常利益は481百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は331百万円とそれぞれ前年同期比13.7%減、19.5%減となりました。利益率としては、営業利益率は6.7%、経常利益率は6.3%、当期純利益率は4.3%となっています。
売上・利益の推移
直近の売上高は7,639百万円を記録し、前年同期比0.3%の増収となりました。一方、営業利益は513百万円と前年同期比16.0%減少しました。利益面では、経常利益が481百万円と13.7%減、親会社株主に帰属する四半期純利益も331百万円と19.5%減少しました。引き続き再生可能エネルギー事業や移動体通信機器販売関連事業が好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末における総資産は21,724百万円となり、前連結会計年度末の22,409百万円から684百万円減少しました。負債合計は17,237百万円と前連結会計年度末の18,134百万円から896百万円減少しています。一方、純資産合計は4,486百万円と前連結会計年度末の4,274百万円から211百万円増加しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,482百万円、売掛金及び契約資産が1,741百万円となっています。有形固定資産では、太陽光発電所などを中心に13,425百万円を計上しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が9,713百万円、短期借入金が3,220百万円となっています。また、買掛金が964百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が747百万円、資本剰余金が684百万円、利益剰余金が3,200百万円となっています。自己資本比率は20.4%となっています。
ROAとROE
ROAは第2四半期時点で2.4%、ROEは7.9%となっています。前年同期と比べて、ROAは0.3ポイント、ROEは1.0ポイント低下しています。これは利益の減少により自己資本利益率が低下したことが主な要因です。今後は収益力の向上によるROE改善が課題となっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは287百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは260百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは923百万円の減少となりました。全体では現金及び現金同等物が前期末から895百万円減少し、当第2四半期末は2,377百万円となっています。
配当の支払額
株式会社サカイホールディングスは、第2四半期末の配当として1株当たり10円、年間配当では25円の配当を計画しています。前期実績からは1円減配となっていますが、安定した配当政策を維持しています。
今後の展望
再生可能エネルギー市場の拡大や移動体通信事業の好調な推移を受け、株式会社サカイホールディングスは今後も積極的な事業展開が期待できます。特に再生可能エネルギー事業では、自社の太陽光発電所の安定操業が収益を支えており、さらなる拡大が見込まれます。移動体通信事業でも顧客ニーズに合わせたサービス提供で業績を伸ばしていくと考えられます。今後も着実な業績拡大が期待できる企業です。
編集部のまとめ
株式会社サカイホールディングスは、再生可能エネルギー事業と移動体通信事業の2つの柱により安定した収益基盤を築いている企業です。第2四半期の業績は前年同期比で微増収となり、利益面では費用増加により減益となりましたが、依然として高い収益性を維持しています。今後も国内の再生可能エネルギー市場の拡大と移動体通信事業の成長が期待でき、持続的な企業価値向上が見込まれる魅力的な企業だと言えるでしょう。
株式会社サカイホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サカイホールディングスの決算日は9月30日で、第2四半期決算は3月31日に発表されます。配当は年2回、第2四半期末と期末に行われ、今期の年間配当は1株当たり25円を予定しています。安定した収益基盤と配当政策を維持しており、今後の業績拡大にも期待が高まる企業だと言えるでしょう。