株式会社ファイバーゲートの2024年6月期第3四半期の決算報告書が公開されました。業績は好調でここ数年の成長トレンドが継続しているという内容でしたので、株主の皆様にとって朗報と言えるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社ファイバーゲート
証券コード: 94500
決算期: 2024年6月期
株式会社ファイバーゲートの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファイバーゲートの決算日は6月30日です。第3四半期の決算期間は2023年7月1日から2024年3月31日までとなっています。
主な事業
株式会社ファイバーゲートはホームユース事業、ビジネスユース事業、不動産事業を展開しています。ホームユース事業ではマンション向けのWi-Fiシステムの販売や、ビジネスユース事業では企業や公共施設向けのWi-Fiシステムを提供しています。また、不動産事業では不動産販売や賃貸収入も得ています。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期の売上高は9,537百万円と前年同期比で15.9%の増加となりました。営業利益は1,882百万円で前年同期比8.3%の増加、経常利益は1,896百万円で前年同期比10.3%の増加と好調な業績となっています。
売上・利益の推移
株式会社ファイバーゲートは売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のすべての指標において直近3四半期連続で前年同期比増加を続けており、業績は順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ファイバーゲートの2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は13,049百万円で前期末比2.2%増加、純資産は5,551百万円で前期末比16.7%増加しており、財務体質も安定しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,833百万円、固定資産のうち通信設備が7,181百万円となっています。これらの資産が増加したことで、総資産が前期末から増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が732百万円、短期借入金が750百万円、長期借入金(1年内返済予定含む)が3,888百万円となっており、前期末からの減少により財務体質が改善しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,914百万円となり、前期末から大幅に増加しています。これにより自己資本比率は41.97%まで上昇しており、財務の健全性が高まっています。
ROAとROE
株式会社ファイバーゲートのROA(総資産経常利益率)は14.5%、ROE(自己資本当期純利益率)は22.6%と、いずれも高い水準で推移しています。これは、利益率の高い事業構成と効率的な資産活用により、株主価値の向上に貢献していることがわかります。
キャッシュフロー
当四半期のキャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・インが1,336百万円、投資活動によるキャッシュ・アウトが677百万円となっており、設備投資に積極的に取り組みつつ、着実にキャッシュを創出できていることが確認できます。
配当の支払額
株式会社ファイバーゲートは、第2四半期末に5円の中間配当を行っており、期末配当を合わせると年間10円の配当予定となっています。財務体質の健全性も高まっていることから、株主還元の充実にも取り組んでいます。
今後の展望
株式会社ファイバーゲートは、通信設備の増強や新サービスの開発を通じて事業の更なる拡大を目指しています。公共施設やホテル、病院などへの導入も進めており、ビジネスユース事業の伸長が期待されます。また、不動産事業でも賃貸収入の増加が見込まれるなど、中期的な業績向上が期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社ファイバーゲートは、積極的な設備投資と高付加価値サービスの拡大により、売上高、利益ともに好調な増加を続けています。財務体質の改善も進んでおり、株主還元の強化にも取り組んでいることから、今後も安定的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社ファイバーゲートの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファイバーゲートの決算日は6月30日で、第3四半期の決算期間は2023年7月1日から2024年3月31日までとなっています。また、中間配当は1株当たり5円、期末配当を合わせると年間10円の配当予定となっており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。