株式会社アルファポリスの最新決算から、業績、売上、利益、資産・負債の状況をお伝えします。人気の小説・漫画を出版している同社は、4月から12月までの第3四半期では売上高7,716,507千円とアップ。四半期純利益は1,067,512千円と順調な結果でした。
企業情報
企業名: 株式会社アルファポリス
証券コード: E30908
決算期: 3月31日
株式会社アルファポリスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アルファポリスの決算日は3月31日です。事業年度は4月1日から翌年3月31日までの1年間となっています。
主な事業
株式会社アルファポリスはインターネット発の出版の先駆けで、Webで話題になった小説・漫画などのコンテンツを書籍化する事業に取り組んでいます。人気のライトノベル、漫画、文芸ジャンルの書籍を次々と出版し、紙の本と電子書籍の両方で展開しています。また、関連会社のゲーム開発会社を手がけるなど、幅広い事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
第3四半期までの業績は好調で、売上高は7,716,507千円、四半期純利益は1,067,512千円と前年同期と比べ増収増益となりました。人気作品の刊行が好調に推移したことで、収益力が向上しています。利益率も高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高は年間92.88億円から113.17億円と順調に拡大。同様に経常利益も24.26億円と高い水準を維持しています。人気作品の継続的な発売と電子書籍事業の好調が業績を後押ししています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アルファポリスの財務状況は健全です。資産は過去1年で1,300億円近くまで増加しています。また、負債は20億円と低水準を維持し、自己資本比率は85.3%と非常に高い水準を保っています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が92.57億円と大幅に増加しており、売掛金も28.80億円と伸びています。製品や仕掛品も増加しており、事業拡大に向けた投資を進めています。
負債の部
負債については、買掛金が7.35億円、未払金が7.71億円などとなっています。借入金は低水準の2.84億円と財務的に健全な状況を維持しています。
純資産の部
純資産は113.53億円と前年同期から大きく増加しています。利益剰余金が96.36億円に積み上がっており、収益力の高さが示されています。
ROAとROE
ROAは直近3年平均で12.7%、ROEは16.6%となっており、資産効率性と自己資本効率性が高い水準を維持しています。安定した収益基盤を持っていることがうかがえます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは14.95億円の純収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは2.69億円の純支出となりました。財務活動では配当金の支払いなどにより5.04億円の純支出となっています。全体として4.85億円の資金増加となっています。
配当の支払額
株式会社アルファポリスは、株主還元を重視しており、直近の年間配当金は1株当たり30円を実施しています。配当性向は高めの水準を維持しており、株主の皆さまに対する利益還元に取り組んでいます。
今後の展望
株式会社アルファポリスは、人気のライトノベル、漫画、文芸作品の出版を継続し、さらなる事業拡大を目指しています。電子書籍市場の成長にも注目しながら、コンテンツの強化と収益基盤の拡大に取り組んでいきます。今後も安定した業績の維持と株主還元の充実が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社アルファポリスは、インターネット上で人気を集めるコンテンツを中心に書籍化する事業で高い収益力を発揮しています。第3四半期まで堅調な業績を遂げ、財務状況も健全です。人気作品の継続的発売と電子書籍事業の拡大により、今後も安定した成長が期待できそうです。株主還元にも積極的で、魅力的な企業と言えるでしょう。
株式会社アルファポリスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アルファポリスの決算日は3月31日で、年間配当金は1株当たり30円を実施しています。業績が好調で、親会社の収益力が高い水準にあることから、今後も安定した株主還元が期待できそうです。同社の決算情報を参考にして、投資の検討材料にしてみてはいかがでしょうか。