株式会社レノバの決算が発表されました！
再生可能エネルギーの発電事業を手掛ける同社は、堅調な業績を示しています。
企業情報
企業名: 株式会社レノバ
証券コード: 95190
決算期: 2023年3月末
株式会社レノバの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社レノバは3月末を決算期末としており、年4回の四半期決算を行っています。今回は第3四半期(2023年10月〜12月)の決算報告となります。
主な事業
株式会社レノバは、太陽光発電、バイオマス発電、陸上風力発電などの再生可能エネルギー発電事業を主力としています。
発電所の開発・運営から、電力の売買、エネルギーソリューションの提供まで、再生可能エネルギー分野の総合的なサービスを展開しています。
今期の業績と利益率は？
今期の業績は売上収益29,827百万円、税引前四半期利益8,925百万円と、前年同期と比べ大幅に増加しました。
利益率についても、EBITDAマージン47.1%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の推移を見ると、売上収益と利益が着実に増加しています。
再生可能エネルギー発電事業の増強や、バイオマス発電所の運転開始などが業績拡大に貢献しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社レノバの総資産は384,558百万円と、前期末から大幅に増加しました。これは、バイオマス発電所の建設や追加取得などによる固定資産の増加が主な要因です。
資産の部
流動資産は66,737百万円、非流動資産は317,821百万円と、非流動資産が全体の8割近くを占めています。これは再生可能エネルギー発電所の建設投資が大きいためです。
負債の部
負債合計は293,976百万円で、うち非流動負債が253,662百万円と大部分を占めています。
発電所建設資金として借入れを活用しているためです。
純資産の部
純資産は90,582百万円と、前期末から大幅に増加しています。
親会社の所有者に帰属する持分比率も15.8%と、財務基盤の強化が進んでいます。
ROAとROE
ROAは2.2%、ROEは10.9%となっています。
再生可能エネルギー事業の拡大に伴い、資産効率の改善が進んでいるものの、さらなる向上が期待されます。
キャッシュフロー
営業キャッシュ・フローは13,554百万円の収入となりました。
一方で、発電所建設などの投資活動に13,665百万円を支出し、財務活動で8,178百万円を支出しています。
全体としては8,145百万円の減少となりました。
配当の支払額
株式会社レノバは今期、1株当たり配当金0円を計上しています。
成長投資に経営資源を集中しているため、配当は見送られています。
今後の展望
株式会社レノバは、再生可能エネルギー分野での国内外での事業拡大に意欲的です。
特にNon-FITの太陽光発電や系統用蓄電池事業など、新領域への進出にも注力しています。
今後も持続的な成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社レノバは、再生可能エネルギー事業で好調な業績を上げています。
発電所の運転開始や、新規事業への取り組みで事業規模が拡大し、売上・利益ともに増加しています。
今後も積極的な事業投資により、さらなる成長が期待されます。
株式会社レノバの決算日や配当についてまとめました。
株式会社レノバは3月末を決算期末としており、年4回の四半期決算を行っています。
配当については、今期は見送りとなっていますが、今後の事業拡大に伴い、配当に期待がかかっています。
