東京瓦斯株式会社の第224期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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東京瓦斯株式会社の2023年12月期第3四半期決算の主なポイントをお伝えします。売上高は1兆9,026億円となり、原料価格の高騰を背景に前年同期と比べ17.3%減少しました。一方で営業利益は1,628億円となり、前年同期比30.9%減となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、1,155億円と前年同期比31.3%減少しています。

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企業情報

企業名: 東京瓦斯株式会社
証券コード: 4514
決算期: 3月

東京瓦斯株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東京瓦斯株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日までの9ヶ月間の業績を発表するものです。決算発表のスケジュールは年4回で、第1四半期(6月30日)、第2四半期(9月30日)、第3四半期(12月31日)、そして本決算(3月31日)と行われています。

主な事業

東京瓦斯株式会社は、都市ガスの製造・供給を主たる事業としています。また、発電事業エネルギーサービス事業海外エネルギー事業などにも取り組んでいます。ガス事業を中心に、電力や海外事業などで収益基盤の拡大を図っています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の業績は、売上高1兆9,026億円営業利益1,628億円経常利益1,705億円親会社株主に帰属する四半期純利益1,155億円となりました。売上高は前年同期比で17.3%減少しましたが、営業利益率は8.6%と比較的高い水準を維持しています。

売上・利益の推移

東京瓦斯の売上高は、冬季の暖房需要が高まる季節性があります。したがって、第3四半期はこの1年間で最も売上高が高くなる傾向にあります。一方で原料価格の高騰などの影響もあり、売上高は前年同期比で減少しました。利益面では、営業利益は前年同期比30.9%減、経常利益も28.4%減となっています。

四半期連結貸借対照表について

東京瓦斯の2023年12月末時点の総資産は3兆9,010億円となり、前期末より8.9%増加しました。これは主に、Rockcliff Energy II LLCの子会社化によって鉱業権が増加したことなどが要因です。一方で、負債は2兆2,010億円と10.5%増加し、自己資本比率は42.7%となりました。

資産の部

資産の部では、流動資産が2,378億円増加し、固定資産も4,767億円増加しています。特に、Rockcliff Energy II LLCの子会社化に伴い無形固定資産の鉱業権が4,110億円増加しました。

負債の部

負債の部では、流動負債が1,021億円増加し、固定負債も1,068億円増加しています。主な要因は、コマーシャル・ペーパーの増加社債の増加などです。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が前期末比12,724百万円減少しましたが、その他の包括利益累計額が120,606百万円増加したことで、純資産総額は1兆6,999億円と前期末比7.0%増加しました。

ROAとROE

東京瓦斯のROA(総資産利益率)は4%程度、ROE(自己資本利益率)は8%程度を目標としています。今期第3四半期のROAは約4.5%、ROEは約7.3%となっており、目標水準に近づいています。ガス事業を中心とした収益力の維持とともに、海外事業の拡大や設備投資の効率化など、経営資源の有効活用を推進することで、さらなる収益力向上を目指しています。

キャッシュフロー

東京瓦斯のキャッシュフローは好調に推移しています。営業活動によるキャッシュフローは堅調に推移し、設備投資などの投資活動によるキャッシュアウトも管理できています。また、株主還元の一環として自己株式取得も実施しており、財務体質の強化にも取り組んでいます。

配当の支払額

東京瓦斯は、安定配当を維持しつつ、成長に合わせて緩やかな増配を実現する方針です。2023年度第3四半期の配当金は1株当たり32.50円で、前年同期比0円減となっています。総還元性向は4割程度を目安としています。

今後の展望

東京瓦斯は、2023年度から2025年度までの中期経営計画「CompassTransformation23-25」に基づき、事業ポートフォリオの最適化、資本効率の向上、財務体質の強化に取り組んでいます。特に、海外事業の拡大再生可能エネルギー事業の強化に注力し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。

編集部のまとめ

東京瓦斯の2023年12月期第3四半期決算は、売上高や利益が前年同期から減少したものの、依然として高い収益性を維持しています。原料価格の高騰が響いたものの、ガス事業を中心に収益基盤は健全であり、今後の成長に向けた投資にも取り組んでいます。また、株主還元にも力を入れており、安定配当の維持と自己株式取得による資本効率の向上にも注力しています。中期的な成長戦略も着実に進展しており、今後の業績にも期待が高まります。

東京瓦斯株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東京瓦斯株式会社の決算日は3月31日で、年4回の決算発表(第1四半期、第2四半期、第3四半期、本決算)を行っています。また、年2回の配当(中間配当、期末配当)を実施しており、2023年度第3四半期の配当金は1株当たり32.50円でした。今後も安定配当の維持と緩やかな増配を目指していきます。

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