北海道瓦斯株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書をご紹介します。売上高は前年同期比6.5%増と好調な業績をおおせになりました。主力のガス事業の販売量増加や電力事業の拡大が寄与しました。
この四半期報告に注目すべき点を分かりやすくご紹介していきます。
企業情報
企業名: 北海道瓦斯株式会社
証券コード: 95340
決算期: 2024年3月期
北海道瓦斯株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
北海道瓦斯株式会社の決算日は3月31日です。
その後、四半期報告書は4月30日、8月14日、11月14日、そして期末の有価証券報告書は6月30日までに提出される予定です。
主な事業
北海道瓦斯株式会社は都市ガスの供給を主力事業としています。ガス事業のほか、電力事業、エネルギー関連事業などにも取り組んでいます。
北海道で事業を展開しており、2023年12月時点でガス供給契約件数は約73万件を数えています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は売上高が前年同期比6.5%増の114,749百万円となり、経常利益は同88.2%増の6,941百万円と大幅な増益となりました。
主にガス事業の販売量増加や電力事業の拡大が寄与しています。
売上・利益の推移
北海道瓦斯株式会社の売上高は2022年3月期が174,840百万円、2023年3月期第3四半期までの累計が107,719百万円でした。
経常利益は2022年3月期が10,134百万円、2023年3月期第3四半期までの累計が3,687百万円と大きく増加しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の総資産は178,887百万円となり、前期末比で4,910百万円減少しました。
これは主に製造設備の減価償却や原料在庫の減少が要因です。
資産の部
固定資産は137,894百万円で、主な内訳は製造設備や供給設備などの有形固定資産です。
流動資産は40,992百万円で、現金・預金や売掛金などで構成されています。
負債の部
負債合計は106,845百万円で、前期末比で8,956百万円減少しました。
社債や長期借入金の減少が主な要因です。
純資産の部
純資産は72,041百万円で、前期末比で4,045百万円増加しました。
利益剰余金の増加などにより、自己資本比率は39.0%と改善しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は2022年3月期の3.3%から、2023年12月期第3四半期では3.9%に上昇しています。
ROE(自己資本利益率)も同期間で11.2%から14.1%に改善しており、収益性が高まっていることがわかります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で25,841百万円増加し、18,217百万円の収入となりました。
一方で投資活動によるキャッシュ・フローは13,051百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは4,966百万円の支出となっています。
配当の支払額
2023年12月期の配当は、中間配当で1株当たり35.0円、期末配当は未定ですが、前期の年間配当が70.0円でしたので、同水準か若干増額になると予想されます。
今後の展望
北海道瓦斯株式会社は、引き続きガス販売量の拡大とともに、電力事業でのお客様獲得や新サービスの提供などにも注力していく方針です。
また、コスト管理の強化や業務改革にも取り組み、企業価値の向上を目指しています。
編集部のまとめ
北海道瓦斯株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、ガス事業の好調とともに、電力事業の拡大など、着実な成長が確認できる内容でした。
今後も収益性の向上が期待でき、株主重視の経営姿勢も評価できるでしょう。引き続き同社の動向に注目していきたいと思います。
北海道瓦斯株式会社の決算日や配当についてまとめました。
北海道瓦斯株式会社の決算日は3月31日で、四半期報告書の提出タイミングは4月30日、8月14日、11月14日、そして有価証券報告書は6月30日までです。
配当は中間配当が1株35.0円、期末配当は未定ですが前期並みの水準を見込まれています。