広島ガス株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告が発表されました。売上高63,791百万円、営業利益1,329百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,187百万円と、前年同期と比較して売上高は微増、利益面では減少となりました。今後の経営課題や展望について注目が集まるところです。
企業情報
企業名: 広島ガス株式会社
証券コード: E04521
決算期: 3月期
広島ガス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
広島ガス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日に行われ、その後ファイナンス開示は2月9日に行われます。
主な事業
広島ガス株式会社は、都市ガスの製造・供給を主な事業としています。また、LPGの販売、建設事業、高齢者サービス事業なども手がけています。広島県を中心に事業を展開しており、関連会社も多数保有しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高63,791百万円、営業利益1,329百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,187百万円でした。売上高は前年同期比で0.3%増加したものの、利益は減少しています。原材料費の上昇などが影響したようです。
売上・利益の推移
直近3期の売上高は95,219百万円、63,590百万円、63,791百万円と推移しています。一方で利益面では、経常利益が7,412百万円、2,569百万円、1,805百万円と減少傾向にあります。原材料高騰の影響が続いていることが背景にあります。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は134,341百万円と前期末から7,654百万円減少しました。一方で負債は65,295百万円と前期末から8,840百万円減少し、純資産は69,046百万円と1,185百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金の減少などにより、前期末から7,654百万円減少しています。一方で、投資有価証券が14,463百万円と前期末から1,540百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、有利子負債の減少などにより、前期末から8,840百万円減少しています。短期借入金が40百万円と大幅に減少しました。
純資産の部
純資産の部では、その他有価証券評価差額金の増加などにより、前期末から1,185百万円増加しています。自己資本比率は48.8%となっています。
ROAとROE
当第3四半期におけるROA(総資産経常利益率)は1.3%、ROE(自己資本利益率)は2.4%となっています。前年同期と比較してROAは1.9ポイント減少、ROEは1.7ポイント減少しており、収益性の悪化が見られます。原材料価格の上昇などが影響しています。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていません。ただし、前第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは8,240百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは3,741百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは3,950百万円の支出となっています。
配当の支払額
広島ガス株式会社は、通期での年間配当金を予想しており、中間配当として6円00銭、期末配当を7円00銭を見込んでいます。前期は年間12円00銭の配当を行っています。
今後の展望
広島ガス株式会社は、ガス事業を中心に、LPG事業や建設事業、高齢者サービス事業などを展開しています。今後もガス事業の強化や新規事業への取り組みなど、グループ全体の収益力向上に努めていく方針です。一方で、原材料価格高騰の影響を受けている状況にあり、収益改善が課題となっています。
編集部のまとめ
広島ガス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高は微増となったものの、利益面では大幅な減少となりました。原材料価格の高騰が影響しており、収益改善が重要な課題となっています。一方で、財務面では有利子負債の削減や自己資本比率の向上など、健全性は維持できています。今後の業績回復に期待が高まるところです。
広島ガス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
広島ガス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日に行われます。配当は中間配当6円00銭、期末配当7円00銭の年間12円00銭を見込んでいます。業績は減益傾向にあるものの、健全な財務体質を維持しており、今後の業績回復が期待されます。