ジャパニアス株式会社の2023年12月期第1四半期の決算報告書が公開されました。業績は好調に推移しており、新卒採用やDXなどの投資を積極的に行いながら大きな成長を遂げているようです。今後の同社の更なる飛躍に期待が高まりますね。
企業情報
企業名: ジャパニアス株式会社
証券コード: E37911
決算期: 2023年12月期
ジャパニアス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ジャパニアス株式会社の決算日は11月30日です。第1四半期の決算は2024年4月9日に発表されました。
主な事業
ジャパニアス株式会社は、先端エンジニアリング事業を中心に展開しています。IT技術者の派遣や受託開発、さらに人材紹介サービスなど、ITエンジニアを中心とした人材サービスを提供しています。DX(デジタル・トランスフォーメーション)の需要が高まる中で、同社の事業は高い成長を遂げていると言えるでしょう。
今期の業績と利益率は?
ジャパニアス株式会社の第1四半期の業績は売上高2,665,763千円、営業利益147,223千円、経常利益167,413千円、四半期純利益108,955千円と好調に推移しました。売上高は前年同期比16.5%増と大幅な伸び率を示しています。利益率も高水準を維持しており、売上総利益率は25.9%と前期から改善しています。
売上・利益の推移
ジャパニアス株式会社の過去3期の業績を見ると、売上高は堅調に増加しており、2022年12月期の98.85億円から2023年12月期第1四半期では26.66億円と順調な伸びを示しています。利益面でも、経常利益は22.5%減となったものの、高水準の利益を確保しています。今後もIT投資需要の高まりを背景に、更なる成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
ジャパニアス株式会社の2023年12月期第1四半期の貸借対照表を見てみましょう。
資産の部
総資産は45.06億円となり、前期末比で0.79億円減少しています。流動資産では現金及び預金が2.81億円減少しましたが、売掛金及び契約資産が0.80億円増加しました。固定資産では投資その他の資産が1.07億円増加しています。
負債の部
負債合計は18.42億円となり、前期末比で1.14億円増加しました。流動負債では賞与引当金が3.07億円増加しましたが、その他が1.31億円減少しました。
純資産の部
純資産は前期末比で1.93億円減少し、26.65億円となりました。これは四半期純利益1.09億円の計上と剰余金の配当3.07億円の支出によるものです。自己資本比率は59.1%となっています。
ROAとROE
ジャパニアス株式会社のROA(総資産経常利益率)は、前期末の4.8%から当第1四半期末は3.7%に低下しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前期末の5.6%から当第1四半期末は4.2%に低下しています。これは、収益が減少したことに加え、自己資本が減少したことが主な要因と考えられます。今後、更なる業績拡大と経営効率の向上に期待が高まります。
キャッシュフロー
ジャパニアス株式会社の2023年12月期第1四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが1.01億円のマイナス、投資活動によるキャッシュフローが0.16億円のマイナス、財務活動によるキャッシュフローが3.06億円のマイナスとなっています。この結果、現金及び現金同等物は2.81億円減少しました。今後の事業拡大に向けた設備投資や人材採用などに資金を充当していく方針のようです。
配当の支払額
ジャパニアス株式会社は2024年2月22日開催の定時株主総会において、1株当たり77円の配当を実施すると決議しました。前期の1株当たり55円から22円増配となっており、株主還元強化の姿勢がうかがえます。今後も安定的な配当を継続していく方針のようです。
今後の展望
ジャパニアス株式会社は、IT投資需要の高まりを背景に更なる事業拡大を目指しています。DXやIT人材不足の解消に向けた取り組みを強化し、高付加価値サービスの提供に注力していく方針です。特に、エンジニアの採用強化や、先端技術分野での人材育成にも力を入れています。今後も高い成長性が期待できる企業と言えるでしょう。
編集部のまとめ
ジャパニアス株式会社の2023年12月期第1四半期決算は、売上高と利益が大幅に増加するなど、好調な結果となりました。IT人材サービスの需要が堅調であり、同社の成長性は高いと評価できます。今後も、先端技術領域での人材育成やDX支援などに注力し、さらなる飛躍が期待されます。株主還元の面でも、増配を実施するなど、投資家への配慮も感じられます。
ジャパニアス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ジャパニアス株式会社の決算日は11月30日で、第1四半期の決算は2024年4月9日に発表されました。また、同社は2024年2月22日開催の定時株主総会において、1株当たり77円の配当を実施すると決議しました。前期から22円の増配となっており、株主還元の強化が図られています。今後も安定的な配当を続けていくことが期待されます。