ジャパニアス株式会社の2024年5月期第2四半期決算が発表されました。同社は先端エンジニアリング事業を手がける企業で、2つの四半期決算を重ねるごとに安定した業績を上げています。増加傾向にある売上高と利益は、同社の健全な経営体制を示すものです。
企業情報
企業名: ジャパニアス株式会社
証券コード: 95580
決算期: 11月期
ジャパニアス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ジャパニアス株式会社の決算日は11月30日です。第2四半期決算の四半期報告書は毎年7月9日に提出されています。
主な事業
ジャパニアス株式会社は、先端エンジニアリング事業を中心に展開しています。ITインフラ整備やDX化の支援など、企業のデジタル化を支えるソリューションを提供しています。特に、ITエンジニアの人材派遣や、顧客企業のシステム開発などのサービスが主力事業となっています。
今期の業績と利益率は?
ジャパニアス株式会社の2024年5月期第2四半期の業績は、売上高が54.55億円、営業利益が2.65億円となりました。売上高は前年同期比で15.2%の増加、営業利益は32.2%の減少となりました。売上高は順調に伸びている一方で、エンジニアの採用増に伴う人件費の増加により利益率は低下しています。
売上・利益の推移
ジャパニアス株式会社は、2023年12月期から2024年5月期にかけて売上高が増加傾向にあります。一方で、人件費の上昇により経常利益や四半期純利益は減少しています。今後は、人材の効率的な活用や生産性向上によって、利益率の改善が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
ジャパニアス株式会社の2024年5月期第2四半期の貸借対照表は、資産合計が45.21億円、負債合計が17.56億円、純資産合計が27.64億円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が25.87億円と大きな割合を占めています。売掛金や電子記録債権など営業債権も11.09億円あり、流動資産が92%を占めています。固定資産は3.72億円で、主に投資その他の資産が3.02億円となっています。
負債の部
負債の部では、未払費用が8.07億円と最も大きな項目です。買掛金や未払法人税等の運転資金に関する負債が中心です。長期未払金は2.12億円あり、固定負債もある程度保有しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が2.16億円、利益剰余金が26.57億円と、健全な財務体質を示しています。自己資本比率は61.1%と、安定的な水準を維持しています。
ROAとROE
ジャパニアス株式会社のROAは低下傾向にありますが、ROEは62.3%と高い水準を維持しています。これは、利益率の低下はあるものの、自己資本の効率的な運用によって、株主資本利益率を高く保っていることが背景にあります。今後は、利益率の改善とともに、資本効率の向上にも注力する必要があるでしょう。
キャッシュフロー
ジャパニアス株式会社の2024年5月期第2四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2.17億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが0.10億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが2.96億円の支出となりました。現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末から0.88億円減少し、25.87億円となっています。
配当の支払額
ジャパニアス株式会社は、2024年2月22日の定時株主総会決議に基づき、1株当たり77円の配当を実施しました。この配当金総額は3.06億円となっています。また、2024年7月8日の取締役会決議により、さらに1株当たり47円の中間配当を行う予定です。
今後の展望
ジャパニアス株式会社は、DX支援やIT人材派遣など、企業のデジタル化ニーズに応える事業を展開しています。情報化投資への需要は高く、同社の事業環境は良好です。一方で、人材確保と育成が課題となっています。今後は、採用強化と生産性向上による利益率の改善、さらには新サービスの開発など、持続的な成長を目指していくことが重要でしょう。
編集部のまとめ
ジャパニアス株式会社は、ITインフラ整備やDX支援といった先端技術分野で高い評価を得ており、順調な業績を示しています。売上高は着実に増加しているものの、人材確保に課題を抱えており、利益率の改善が課題となっています。今後は、人材育成と生産性向上に取り組むことで、さらなる成長が期待されます。また、配当面でも株主還元に積極的で、株主にとっても魅力的な企業といえます。
ジャパニアス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ジャパニアス株式会社の決算日は11月30日で、第2四半期決算の四半期報告書は毎年7月9日に提出されています。また、同社は年2回の配当を実施しており、期末配当が1株当たり77円、中間配当が1株当たり47円と、株主の期待に応えるような水準となっています。