株式会社プログリットの最新の決算報告を分析してみました。プログリットは英語コーチング事業を手がける企業で、顧客一人ひとりのニーズに合わせたカスタマイズされたサービスで高い評価を得ています。この度の決算では前年同期比で売上高が52.0%増加、営業利益が107.7%増加と大幅な業績拡大を遂げています。サブスクリプション型英語学習サービス「シャドーテン」も好調に推移しており、同社の収益基盤として順調に成長しているようです。
企業情報
企業名: 株式会社プログリット
証券コード: E37936
決算期: 2023年8月31日
株式会社プログリットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社プログリットの決算日は8月31日となっています。四半期決算は9月、12月、3月、6月に行われます。
主な事業
株式会社プログリットは、英語コーチングサービス「プログリット」を中心に事業を展開しています。個人顧客に対して、集中学習による英語力の飛躍的な向上を支援しています。また、サブスクリプション型の英語学習サービス「シャドーテン」も提供しており、プログリットとともに同社の収益の柱となっています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が1,025,141千円と前年同期比で52.0%の増加となりました。また、営業利益は321,267千円と107.7%も増加しています。高い成長率と共に、営業利益率も31.3%と非常に高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3期の業績を見ると、売上高は年々増加傾向にあり、当第1四半期では1,025,141千円と大幅に伸長しています。利益面でも、経常利益が過去3期で大きく増加しており、同社の事業が順調に推移していることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期貸借対照表を確認すると、資産合計は2,617,573千円となっています。前期末比では10,648千円減少していますが、依然として高水準の資産を維持しています。負債合計は1,291,506千円と大幅に減少しており、自己資本比率は50.6%と健全な財務体質を示しています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金が1,952,995千円、売掛金が83,956千円となっています。前期末比では現金及び預金が減少しましたが、依然として手元流動性は高い水準を維持しています。
負債の部
負債の主な内訳は、契約負債が691,503千円、未払金が90,617千円となっています。前期末比では未払金が大幅に減少しており、同社の支払い能力が改善されていることがわかります。
純資産の部
純資産合計は1,326,066千円で、前期末比では233,139千円増加しています。自己資本比率は50.6%と、財務の健全性が維持されています。
ROAとROE
株式会社プログリットのROAは12.6%、ROEは17.5%となっています。前年同期と比較して大幅に改善されており、収益性と資本効率性が高まっていることがわかります。これは、英語コーチングサービスの拡大や、サブスクリプション型サービスの好調な推移に起因するものと考えられます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅な黒字となっており、事業活動から安定した収支を上げられているのがわかります。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは資金を使用しており、新規事業や設備投資などに活用されているようです。
配当の支払額
株式会社プログリットは、配当を実施していないため、配当金の支払額はありません。今後の業績拡大を見据えて、内部留保の活用に注力しているものと考えられます。
今後の展望
同社は、英語コーチングサービス「プログリット」と、サブスクリプション型サービス「シャドーテン」が好調に推移しており、中長期的な成長が期待できます。特に、「プログリット」においては、顧客のニーズに合わせたカスタマイズサービスの提供で競争優位性を発揮しており、今後の業績拡大が見込まれます。また、「シャドーテン」も順調な成長を遂げており、両サービスが同社の収益の柱として機能していくと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社プログリットは、英語コーチングサービスを中心に事業を展開し、好調な業績を収めています。前年同期比で大幅な売上高、利益の増加を果たし、財務体質も健全化が進んでいます。今後も「プログリット」と「シャドーテン」の二本柱を軸に、中長期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社プログリットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社プログリットの決算日は8月31日で、四半期決算は9月、12月、3月、6月に行われます。また、同社は配当を実施していないため、配当金の支払いはありません。現時点では内部留保の活用に注力しており、今後の事業拡大に備えているものと考えられます。