東宝株式会社の第136期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東宝株式会社の2024年3月期第1四半期決算が発表されました!営業収入は859億円と前年同期比で大幅な増加となり、経常利益は233億円と好調な業績を残しています。映画やアニメといったコンテンツ事業が堅調に推移したことが業績アップの主な要因です。この決算内容を詳しくお伝えします。

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企業情報

企業名: 東宝株式会社
証券コード: E04583
決算期: 3月期

東宝株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東宝株式会社の決算日は2月末で、3月に決算報告書を発表します。四半期ごとの決算発表日は、第1四半期が7月、第2四半期が10月、第3四半期が1月、本決算が5月となっています。

主な事業

東宝株式会社は、映画事業・演劇事業・不動産事業の3つを中核事業としています。映画事業では映画の製作・配給・興行を、演劇事業では劇場の運営や演劇作品の製作・興行を行っています。不動産事業では、オフィスビルや商業施設の賃貸、道路の維持管理などを手がけています。これらの事業を中心に、グループ全体で事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

2024年3月期第1四半期の業績は営業収入が859億円営業利益が245億円と、前年同期比でそれぞれ15.9%、34.1%の大幅な増加となりました。主力の映画事業が好調に推移し、映画の配給や興行、アニメコンテンツの販売などが収益に大きく貢献しています。営業利益率は28.6%と高い水準を維持しており、収益性の高い事業構造が特徴といえます。

売上・利益の推移

東宝の売上高は2023年3月期が2,833億円、2024年3月期第1四半期が859億円と堅調に推移しています。一方、利益面では2023年3月期の経常利益が630億円、2024年3月期第1四半期が233億円と大幅に増加しており、収益性の向上が見られます。コロナ禍からの回復基調が続いており、映画やアニメなどのコンテンツ事業が好調に推移していることが要因です。

四半期連結貸借対照表について

東宝の2024年5月末時点の総資産は6,119億円で、前期末から39億円減少しています。現金及び預金が549億円と増加している一方で、受取手形や売掛金が減少したことなどが影響しています。一方で、負債は1,536億円と前期末から225億円増加しており、短期借入金の増加が主な要因です。純資産は4,583億円で、前期末から264億円減少しています。株主還元として自己株式の取得を行ったことが影響しています。

資産の部

東宝の資産の部では、現金及び預金が549億円有価証券が475億円土地が1,169億円となっています。流動資産と固定資産がバランス良く構成されており、財務基盤が安定していることがわかります。

負債の部

負債の部では、短期借入金が200億円、長期借入金が18億円となっています。有利子負債はそれほど多くないため、健全な財務状況を維持できている様子がうかがえます。

純資産の部

純資産の部では、資本金が103億円利益剰余金が4,447億円となっています。自己資本比率は72.3%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことが特徴です。

ROAとROE

東宝のROA(総資産経常利益率)は2023年3月期が10.2%、2024年3月期第1四半期が14.9%と高い水準を維持しています。また、ROE(自己資本利益率)は2023年3月期が9.5%、2024年3月期第1四半期が13.8%と、いずれも良好な収益性を示しています。映画・アニメなどのコンテンツ事業が好調なことが大きな要因と考えられます。

キャッシュフロー

2024年3月期第1四半期のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが237億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが57億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが118億円の支出となりました。営業活動によるキャッシュ・フローが大きな黒字を計上しており、財務体質の強さが確認できます。

配当の支払額

東宝は2024年5月の定時株主総会で、1株当たり65円の期末配当を決定しました。前期に比べ25円増配となっており、株主への積極的な利益還元が行われています。配当性向は前期の24.9%から25.0%へ上昇しており、企業価値向上に向けた取り組みが継続されています。

今後の展望

東宝は「中期経営計画2025」において、映画やアニメ、演劇、不動産の4つの事業を成長の柱として位置づけ、さらなる企業価値向上に取り組んでいきます。映画事業では「ゴジラ」など人気IPの活用、演劇事業ではリアル・オンラインのハイブリッド公演の展開、不動産事業では賃貸物件の運営強化などに注力していく方針です。コンテンツ力の強化と収益基盤の拡大で、今後の更なる業績拡大が期待されます。

編集部のまとめ

東宝の2024年3月期第1四半期決算は、コロナ禍からの回復基調が一層鮮明となり、映画・アニメなどのコンテンツ事業が好調な業績を残しています。営業収益や経常利益が大幅に増加し、収益性も高水準を維持しているのが特徴です。今後も中期経営計画に基づいた事業展開を加速させ、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。

東宝株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東宝の決算日は2月末で、3月に決算報告を行っています。四半期ごとの決算発表は7月、10月、1月、5月となっています。また、2024年5月の定時株主総会で1株当たり65円の期末配当が決定されました。前期から25円増配と積極的な株主還元が行われています。

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