株式会社ラックランドの最近の業績が気になっている方も多いでしょう。当社の2024年第1四半期の決算概要をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社ラックランド
証券コード: 96120
決算期: 12月決算
株式会社ラックランドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ラックランドは12月決算の企業です。決算短信は毎年6月14日頃に発表されます。
主な事業
株式会社ラックランドは、店舗施設の企画・設計・施工を主たる事業としています。また、商業施設、食品工場、物流倉庫の制作事業、メンテナンス事業、省エネ・CO2削減事業、建築事業にも取り組んでいます。幅広い事業領域を持つ総合建設会社といえます。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は115億54百万円と前年同期比2.4%減、営業利益は2億23百万円と前年同期比44.1%増加しています。営業利益率は1.9%と改善傾向にあります。
売上・利益の推移
近年の売上高は450億円前後で推移しています。一方、利益面では経常利益が6億円台と好調に推移しています。2024年第1四半期も前年同期比で増益となり、企業業績は安定的に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は295億12百万円となり、前期末に比べ21億32百万円増加しています。負債総額は196億53百万円と前期末から23億22百万円増加しました。純資産は98億59百万円と前期末から1億90百万円減少しました。
資産の部
流動資産は201億21百万円と前期末比22億11百万円増加しています。主な増加要因は売上債権及び契約資産、仕掛品の増加です。固定資産は93億90百万円と前期末比79百万円減少しています。
負債の部
流動負債は184億66百万円と前期末比24億27百万円増加しました。主な増加要因は仕入債務、特別調査費用にかかる未払金及び契約負債の増加です。固定負債は11億87百万円と前期末比1億5百万円減少しています。
純資産の部
純資産は98億59百万円と前期末から1億90百万円減少しました。親会社株主に帰属する四半期純損失の計上が主な要因です。自己資本比率は33.3%と前期末より3.3ポイント低下しています。
ROAとROE
ROAは前期実績で2.1%、ROEは同2.5%となっています。収益性は徐々に改善傾向にあるものの、まだ課題が残されています。今後はDXの推進や生産性向上などにより収益力の強化を図る必要があります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローはプラスで推移しており、堅調な収益性を裏付けています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローはDX投資などによりマイナスとなっています。財務活動ではシンジケートローンの返済などにより、キャッシュが減少しています。
配当の支払額
2023年3月期の年間配当金は1株当たり15円でした。2024年3月期の配当予想は未定ですが、引き続き株主還元に努める方針です。
今後の展望
株式会社ラックランドは、「Digital × あなた」をスローガンに掲げ、デジタル技術の積極的な活用によってお客様や社会のニーズに応える企業変革を進めています。また、コスト管理の強化や生産性の向上にも取り組み、業績の一層の向上を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社ラックランドは、店舗施設を中心に幅広い事業展開を行う建設会社です。近年はデジタル化の推進やコスト管理の強化に取り組むなど、企業変革を進めています。2024年第1四半期は増収増益を達成し、業績は好調に推移しています。今後も安定的な収益力の維持と向上に期待が寄せられます。
株式会社ラックランドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ラックランドは12月決算で、決算短信は毎年6月14日頃に発表されます。2023年3月期の年間配当金は1株当たり15円でした。今後の株主還元にも注目が集まっています。