株式会社NTTデータグループの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は日本最大のシステムインテグレータの1つで、コンサルティングやシステム開発など多岐にわたるITサービスを提供しています。今回の決算では、海外事業の拡大や収益性の改善などが注目される業績となりました。
企業情報
企業名: 株式会社NTTデータグループ
証券コード: E04911
決算期: 3月期
株式会社NTTデータグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社NTTデータグループの決算日は3月31日で、2024年2月9日に第3四半期決算を発表しました。決算発表は年4回行われ、第1四半期決算は8月、中間決算は11月、第3四半期決算は2月、本決算は6月に発表されます。
主な事業
株式会社NTTデータグループは、日本最大級のシステムインテグレータとして、コンサルティング、統合ITソリューション、システム・ソフトウェア開発、メンテナンス・サポートなどのITサービスを幅広く展開しています。国内事業と海外事業の2つの事業セグメントを持ち、グローバルに事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が3兆1,761億円と前年同期比で32.0%増加しました。営業利益は1,970億円と前年同期比で7.4%増加しました。利益率は営業利益率が6.2%と健全な水準を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社NTTデータグループの売上高は直近3年間で3兆4,901億円から3兆7,618億円に増加しています。一方で、営業利益は1,835億円から2,421億円と堅調に推移しており、収益力の向上が続いています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社NTTデータグループの四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末から5,028億円増加し、6兆6,610億円となっています。一方、負債も前期末から3,302億円増加し、4兆919億円となっています。
資産の部
資産の部では、有形固定資産と無形資産がそれぞれ大きく増加しています。これは、海外事業の統合や買収などによる増加と考えられます。
負債の部
負債の部では、社債及び借入金が大きく増加しています。これは、事業拡大に伴う資金調達の増加が要因と考えられます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金とその他の資本の構成要素が増加しており、自己資本比率も23.8%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社NTTデータグループのROAは2.8%、ROEは6.3%となっています。ここ数年、ROAは2%台、ROEは6%台と推移しており、一定の収益性を維持できている企業と評価できます。今後はさらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは3,529億円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは4,676億円の支出となっています。これは主に有形固定資産及び無形資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローでは1,266億円の収入となっています。
配当の支払額
株式会社NTTデータグループは、2023年12月期の年間配当金を1株当たり23円と予想しています。この水準は前期から2円増配となっており、安定した配当政策を維持しています。
今後の展望
株式会社NTTデータグループは、グローバル市場でのビジネス拡大や、顧客のデジタル変革に対応したサービスの強化に取り組んでいます。特に海外事業の統合強化や、デジタルオファリングの拡充などに注力しています。今後も収益力の一層の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社NTTデータグループは、2023年12月期第3四半期で増収増益を達成しています。海外事業の拡大や収益性の向上など、堅調な業績が続いています。今後も成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社NTTデータグループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社NTTデータグループの決算日は3月31日で、年4回の決算発表を行っています。また、2023年12月期の年間配当金は1株当たり23円と、前期から2円増配となる見通しです。今後も安定した配当政策が期待できる企業です。