株式会社イチネンホールディングスの第62期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

信販・リース
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社イチネンホールディングスの2023年度第3四半期決算を分析しました。この企業は、自動車リース関連事業を中心に、ケミカル事業、パーキング事業、機械工具販売事業など、さまざまな分野で事業を展開しています。この決算では、売上高が前年同期比5.9%増加の1,006億42百万円となり、利益面でも好調に推移しました。今後は株式取得により子会社化したマルイ工業株式会社やJITOEN FC株式会社の業績貢献により、さらなる成長が期待されています。

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企業情報

企業名: 株式会社イチネンホールディングス
証券コード: 4904
決算期: 3月

株式会社イチネンホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社イチネンホールディングスの決算期は3月期です。年次決算は毎年3月末日を基準日とし、決算発表は約2カ月後の5月下旬に行われます。また、四半期報告書の発表は2月、5月、8月、11月の年4回行われています。

主な事業

株式会社イチネンホールディングスは、自動車リース関連事業を中核事業として、ケミカル事業パーキング事業機械工具販売事業合成樹脂事業農業関連事業など、多岐にわたる事業を展開しています。リース事業では、地域密着のきめ細かなサービスで競合他社との差別化を図りつつ、新規顧客開拓と既存顧客との取引深耕に努めています。また、M&Aを通じて事業領域の拡大にも積極的に取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は1,006億42百万円と前年同期比5.9%の増収となりました。利益面では、営業利益が65億32百万円経常利益が69億43百万円親会社株主に帰属する四半期純利益が105億3百万円と、いずれも減益となっています。利益率は、経常利益率が6.9%、純利益率が10.4%となっています。減益の主な要因は、前期に好調だった車両販売の単価上昇の反動がみられたことによるものです。

売上・利益の推移

売上高は過去3年間で増加傾向にあり、2023年3月期は1,278億22百万円を記録しています。営業利益、経常利益、純利益も同様に増加基調にあり、2023年3月期の営業利益は91億2百万円、経常利益は91億2百万円、純利益は59億23百万円と堅調な業績を収めています。今後も自動車リース関連事業を中心に、積極的なM&Aによる事業領域の拡大により、さらなる業績拡大が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,099億26百万円と、前期末比380億37百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加74億25百万円、売掛金の増加41億71百万円、リース投資資産の増加44億79百万円、土地の増加68億43百万円などによるものです。

資産の部

流動資産は1,036億14百万円と前期末比270億47百万円増加し、固定資産は1,062億43百万円と前期末比109億64百万円増加しました。これは主に、子会社化したマルイ工業株式会社やJITOEN FC株式会社の連結化によるものです。

負債の部

流動負債は766億3百万円と前期末比192億55百万円増加し、固定負債は748億44百万円と前期末比86億78百万円増加しました。これも主に子会社化に伴う増加によるものです。

純資産の部

純資産合計は584億78百万円と前期末比101億3百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益105億3百万円の計上によるものです。自己資本比率は27.6%となっています。

ROAとROE

株式会社イチネンホールディングスのROA(総資産利益率)は、前期の4.0%から3.4%に低下しました。一方でROE(自己資本利益率)は、前期の12.8%から18.6%に上昇しています。これは、 M&Aによる事業規模の拡大により総資産が増加したものの、収益力の向上により自己資本利益率が高まったためです。今後も収益性の改善と資本効率の向上に取り組むことが重要です。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、170億84百万円の収入となっています。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上などによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは、210億59百万円の支出となっており、これは主に有形固定資産の取得による支出などによるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは、111億1百万円の収入となっており、これは主に短期借入金の増加などによるものです。全体としてキャッシュ・ポジションは強化されており、今後の事業展開に活用できると考えられます。

配当の支払額

株式会社イチネンホールディングスは、株主に対する利益還元を重要な経営課題の1つと位置づけており、安定的な配当の実施を目指しています。当期の中間配当金は1株当たり30円、期末配当金は1株当たり25円を予定しており、年間配当金は1株当たり55円となる予定です。この水準は、前期実績と同水準となります。

今後の展望

株式会社イチネンホールディングスは、「いちねんで、いちばんの毎日を。」をスローガンに掲げ、自動車リース事業を中心とした既存事業の強化と、M&Aを通じた新規事業への参入による事業領域の拡大に取り組んでいます。特に、2023年10月に子会社化したマルイ工業株式会社やJITOEN FC株式会社の業績貢献が期待されており、今後の業績拡大につながると考えられます。また、海外展開の強化も課題の1つとしています。引き続き、安定的な収益基盤の構築と企業価値の向上に努めていくものと思われます。

編集部のまとめ

株式会社イチネンホールディングスは、自動車リース関連事業を中核に据えつつ、積極的なM&Aによりケミカル事業や農業関連事業などの新事業にも参入し、事業領域の拡大に取り組んでいます。当期の業績は、前期好調だった車両販売の反動減はあったものの、全体としては堅調に推移しています。今後はM&Aによる子会社の業績寄与や海外展開の強化に期待が高まっており、企業価値の向上が期待されます。

株式会社イチネンホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社イチネンホールディングスの決算期は3月期で、年次決算は毎年3月末日を基準日としています。四半期報告書の発表は2月、5月、8月、11月の年4回行われています。また、同社は株主に対する利益還元を重要な経営課題と位置づけており、安定的な配当の実施を目指しています。当期の年間配当金は1株当たり55円を予定しています。

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