株式会社建設技術研究所の第62期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社建設技術研究所の2024年第1四半期の決算が発表されました。建設コンサルティングを主力事業とするこの会社は、国内の公共事業など安定的な受注環境に支えられ、前年同期比で売上高は18%増、経常利益は62%増と大幅な増収増益を達成しました。海外事業も緩やかに改善しており、全体としては順調な業績推移になっています。

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企業情報

企業名: 株式会社建設技術研究所
証券コード: E04903
決算期: 12月期

株式会社建設技術研究所の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社建設技術研究所の決算日は12月31日で、毎年3月に期末決算、5月に第1四半期決算、8月に第2四半期決算、11月に第3四半期決算を行っています。

主な事業

株式会社建設技術研究所は、建設コンサルタントとしての設計・調査・コンサルティング事業を国内外で展開しています。主な事業内容は、河川、道路、鉄道、港湾、都市計画などのインフラ整備に関わる計画、設計、施工管理、維持管理などのコンサルティングサービスを提供することです。国内では官公庁からの受注が中心ですが、海外でも事業を展開しており、アジア太平洋地域を中心に実績を積み重ねてきました。

今期の業績と利益率は?

2024年第1四半期の業績は、売上高が29,189百万円(前年同期比18.0%増)、経常利益が6,104百万円(同62.0%増)と大幅な増収増益を達成しました。建設コンサルタントという事業の特性から、第1四半期の売上や利益は年度の最高水準となる傾向にあります。売上高営業利益率は20.9%と非常に高い水準を維持しています。

売上・利益の推移

過去3年の業績推移を見ると、売上高は93,057百万円、経常利益は10,153百万円と安定的に推移しており、特に直近の2023年は過去最高益を記録しました。今期も引き続き大幅な増収増益が期待できそうです。業績の柱である国内建設コンサルティング事業が順調に推移しているため、安定した収益基盤を維持できています。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点の連結貸借対照表を見ると、総資産は85,222百万円と前期末から5,307百万円増加しています。流動資産は4月以降の繁忙期を見据えた手元流動性確保のため、現金及び預金が減少した一方で、受取手形・完成業務未収入金が増加しました。負債は27,005百万円と前期末から2,185百万円増加し、自己資本比率は68.1%を維持しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が59,105百万円と前期末から4,718百万円増加しました。現金及び預金は減少した一方で、受取手形・完成業務未収入金及び契約資産が増加したためです。固定資産は26,116百万円で前期末から590百万円の増加となりました。

負債の部

負債の部では、流動負債が23,714百万円と前期末から2,177百万円増加しました。業務未払金や未払法人税等、契約負債などが増加したためです。固定負債は3,291百万円と前期末から8百万円の微増となりました。

純資産の部

純資産の部では、58,216百万円と前期末から3,122百万円増加しました。利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率は68.1%と健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

株式会社建設技術研究所のROA(総資産経常利益率)は7.2%ROE(自己資本当期純利益率)は7.6%となっています。建設コンサルタント業界では高い水準の収益性を維持しており、投下資本の効率的な利用と安定した収益力が特徴といえます。今後も高い利益水準を維持できると期待されます。

キャッシュフロー

2024年第1四半期のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローは1,460百万円の収入となりました。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは305百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2,180百万円の支出となりました。全体としては手元流動性を確保しつつ、設備投資や配当金の支払いにも対応できる健全なキャッシュ・フロー水準を維持しています。

配当の支払額

株式会社建設技術研究所は、株主の皆様への利益還元を重視しており、2024年3月期の期末配当金は1株当たり150円を実施しました。前期比では50円増配となり、安定的な増配を続けてきています。今後も業績の伸長に合わせた増配を実施することが期待されます。

今後の展望

株式会社建設技術研究所は、2021年に策定した「CTIグループ中長期ビジョン『SPRONG2030』」の最終年にあたる2024年度に向けて、事業構造変革と生産システム改革に取り組んでいます。国内インフラ老朽化対策やカーボンニュートラル、DX推進などの社会ニーズに的確に対応し、更なる業容拡大と収益力向上を目指しています。また海外事業の安定化にも努め、持続可能な成長を実現していく方針です。

編集部のまとめ

株式会社建設技術研究所は、建設コンサルタント業界のリーディングカンパニーとして、安定的な収益基盤を維持しています。国内外で活躍する同社は、インフラ整備や防災・減災、カーボンニュートラル対応など社会的要請の高まりを確実に取り込み、さらなる成長を遂げることが期待されます。株主還元面でも増配を継続しており、投資家からの評価も高まってきています。今後の同社の動向に注目していきたいと思います。

株式会社建設技術研究所の決算日や配当についてまとめました。

株式会社建設技術研究所の決算日は12月31日で、毎年3月に期末決算、5月に第1四半期決算、8月に第2四半期決算、11月に第3四半期決算を行っています。2024年3月期の期末配当金は1株当たり150円と、前期比50円の増配となっています。安定的な増配を続けており、投資家の期待にも応えられるようです。

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