株式会社きんえいの2023年度第1四半期決算報告が発表されました。シネマ・アミューズメント事業の好調な立ち上がりと、不動産事業における後継テナント誘致の成果により、増収増益となりました。今後も顧客満足度の高いサービスの提供と、事業全般の収益力向上に取り組んでいくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社きんえい
証券コード: E04592
決算期: 1月期
株式会社きんえいの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社きんえいの決算日は1月31日です。第1四半期決算(2月1日~4月30日)の報告は、6月14日に行われました。
主な事業
株式会社きんえいは、シネマ・アミューズメント事業と不動産事業を展開しています。シネマ・アミューズメント事業では、大阪市阿倍野区にあるあべのアポロシネマを運営しています。不動産事業では、阿倍野地区を中心に商業ビルの所有・管理を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期累計期間の業績は、売上高960,630千円(前年同期比8.0%増)、営業利益122,639千円(前年同期比52.1%増)となりました。特に、シネマ・アミューズメント事業の収入が455,483千円と大幅に増加し、大きく業績に寄与しました。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で8.0%増加し、過去最高の960,630千円を記録しました。営業利益も前年同期比で52.1%増加し、122,639千円となりました。シネマ・アミューズメント事業とともに、不動産事業の収益力も順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期会計期間末の総資産は5,885,481千円で、前事業年度末から17,924千円増加しました。負債は3,376,221千円で、前事業年度末から41,631千円減少しました。純資産は2,509,259千円で、前事業年度末から59,555千円増加しました。
資産の部
流動資産は主に短期貸付金の増加などにより、1,043,569千円となりました。固定資産は4,841,911千円で、主な内訳は有形固定資産3,928,402千円、投資その他の資産909,034千円です。
負債の部
流動負債は1,455,426千円で、主に短期借入金350,000千円、1年内返済予定の長期借入金300,000千円などが計上されています。固定負債は1,920,795千円で、長期借入金が中心です。
純資産の部
純資産は2,509,259千円で、前事業年度末から59,555千円増加しました。これは主に、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したためです。
ROAとROE
ROAは前事業年度末の2.7%から第1四半期会計期間末の2.9%に上昇しました。これは営業利益が好調に推移したことが主な要因です。一方、ROEは前事業年度末の6.3%から第1四半期会計期間末の6.9%に上昇しました。自己資本の効率的な活用が進んでいることがうかがえます。
キャッシュフロー
当第1四半期会計期間の四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、前年同期の減価償却費は76,181千円となっており、営業活動によるキャッシュ・フローは好調に推移していると考えられます。また、投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローの状況についても、今後の開示に期待が高まっています。
配当の支払額
株式会社きんえいは、1株当たり10円の期末配当を行う予定です。前年同期と同額の配当となります。安定した配当政策を維持しつつ、今後の事業展開と財務体質の強化にも取り組んでいきます。
今後の展望
株式会社きんえいは、引き続きシネマ・アミューズメント事業とビル賃貸を中心とする不動産事業の2本柱で業績拡大を目指します。シネマ事業では、ヒット作の上映や顧客満足度の向上、不動産事業では新規テナントの誘致などに取り組み、収益力の一層の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社きんえいの2023年度第1四半期決算は、増収増益と好調な業績を示しました。コロナ禍からの回復基調が鮮明になり、シネマ・アミューズメント事業とビル賃貸を中心とする不動産事業がともに好調に推移しています。今後も顧客サービスの向上と収益力強化に努め、着実な成長が期待されます。
株式会社きんえいの決算日や配当についてまとめました。
株式会社きんえいの決算日は1月31日で、第1四半期決算の報告は6月14日に行われました。配当金は1株当たり10円と前年と同額が予定されており、安定した配当政策を維持しつつ、事業展開と財務体質の強化にも取り組んでいます。今後の業績拡大への期待が高まっています。