株式会社歌舞伎座の2024年3月決算がまとめられました。 同社は日本有数の歌舞伎劇場として知られ、不動産賃貸事業、食堂・飲食事業、売店事業などを展開している上場企業です。 直近の決算では、売上高が前年同期比1.2%増の758,774千円、経常利益が72.7%増の85,415千円と、順調な業績を残しています。
企業情報
企業名: 株式会社歌舞伎座
証券コード: E04606
決算期: 2月末日
株式会社歌舞伎座の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社歌舞伎座の決算日は2月末日で、毎年5月に定時株主総会を開催し、決算報告を行っています。また、決算短信の提出は7月中旬となっています。
主な事業
株式会社歌舞伎座は、東京・銀座にある代表的な歌舞伎劇場を運営しています。 その他にも不動産賃貸事業、食堂・飲食事業、売店事業を展開しています。 特に不動産賃貸事業が同社の主要な収益源となっており、歌舞伎座劇場の運営だけでなく、銀座エリアの商業施設の賃貸管理などにも注力しています。
今期の業績と利益率は?
直近の2024年3月期第1四半期の業績は、売上高が758,774千円、経常利益が85,415千円と、前年同期比でそれぞれ1.2%増、72.7%増と好調な結果を残しました。 また、営業利益率は8.0%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
同社の売上高と利益の推移を見ると、過去3年ほど緩やかな増加傾向にあることがわかります。 特に経常利益は3期連続で増加しており、2024年3月期第1四半期には85,415千円と大幅な増益となっています。 このように堅調な業績推移が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比284,727千円減の23,507,239千円となっています。 流動資産は増加しましたが、固定資産が減少したことが主な要因です。
資産の部
現金及び預金が2,013,056千円と前期末比増加しているほか、投資有価証券の時価評価による減少などもありました。
負債の部
流動負債は前期末比140,439千円増の955,697千円、固定負債は221,804千円減の12,211,087千円となっています。
純資産の部
純資産は前期末比203,362千円減の10,340,454千円となっており、自己資本比率は44.0%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の4.7%から6.4%に上昇し、ROEも5.5%から7.2%に改善するなど、収益性の向上が確認できます。 これは主に経常利益の大幅な増加によるものです。
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書は開示されていませんが、現金及び預金残高が前期末比94,604千円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・インフローが増加していると考えられます。
配当の支払額
株式会社歌舞伎座は、前期(2024年2月期)に1株当たり5円の期末配当を実施しました。 当第1四半期(2024年3月期)も同額の配当を予定しており、株主還元に積極的な企業といえます。
今後の展望
今後も不動産賃貸事業を中心に安定した収益基盤を維持しつつ、食堂・飲食事業、売店事業でも収益向上に努めていく方針です。 特に歌舞伎公演の集客力強化や、銀座の商業施設の稼働率向上に注力することで、更なる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社歌舞伎座は、歌舞伎劇場の運営を中心に、不動産賃貸や飲食・売店事業も展開する老舗企業です。 直近の決算では売上高、経常利益ともに増加しており、収益性の向上が顕著です。 今後も安定した経営基盤を活かして、更なる成長が期待できる企業と言えるでしょう。
株式会社歌舞伎座の決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は2月末日で、毎年5月に定時株主総会を開催し決算報告を行っています。 また、直近の2024年2月期は1株当たり5円の期末配当を実施しており、株主還元にも注力している企業です。