この度、KYCOMホールディングス株式会社の最新決算結果が発表されました。売上高が8.1%増加し、利益も11.0%増加と非常に好調な業績となりました。IT関連事業や不動産事業などで堅調に推移しており、今後の更なる事業展開に期待が高まります。
企業情報
企業名: KYCOMホールディングス株式会社
証券コード: 96850
決算期: 3月期
KYCOMホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
KYCOMホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、決算発表は毎年6月頃に行われています。また、四半期決算は毎年6月、9月、12月に発表されます。
主な事業
KYCOMホールディングス株式会社は、情報処理事業、不動産事業、レンタカー事業を展開しています。情報処理事業ではソフトウェア開発やコンピューター関連サービスを、不動産事業では賃貸用マンションの管理を、レンタカー事業では主に福井県内でレンタカーサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高45億4,676万円(前年同期比8.1%増)、経常利益4億14,498万円(前年同期比11.0%増)と大変好調です。特に情報処理事業が伸長しており、営業利益率は8.6%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
最近の売上高と利益の推移を見ると、売上高は年々増加傾向にあり、経常利益も底堅く推移しています。IT需要が高まる中で、同社の事業構造が安定しており、今後もさらなる成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は71億2,834万円となっています。流動資産と固定資産がバランス良く積み上がっており、財務体質は強固だと言えます。
資産の部
流動資産は29億3,433万円で、前期末比16.4%増加しています。現金及び預金が増加したことが主な要因です。固定資産は41億9,400万円で、土地や投資有価証券の増加などにより5.0%増加しました。
負債の部
負債合計は32億7,635万円で、前期末比0.4%増加しました。短期借入金や1年内返済予定の長期借入金が増加した一方で、長期借入金が減少しています。
純資産の部
純資産は38億5,198万円で、前期末比9.8%増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより利益剰余金が増加しています。自己資本比率は54.0%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は5.8%、ROE(自己資本利益率)は7.7%と、前期に比べてそれぞれ0.3ポイント、0.5ポイント上昇しています。利益が増加傾向にあるなか、資産効率も高まっていることがわかります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは4億8,013万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは3億2,450万円のマイナスとなり、財務活動によるキャッシュ・フローは1億2,768万円のマイナスでした。全体としては1億9,230万円の増加となり、手元流動性は高い水準を維持しています。
配当の支払額
当期の1株当たり配当金は5.00円となっています。前期に比べて増配となっており、配当性向は9.1%と株主還元も行われています。
今後の展望
KYCOMホールディングス株式会社は、IT関連需要の拡大や不動産市況の良好な環境を背景に、今後も安定的な成長が期待されています。防災関連分野の強化や、グループ会社の連携によるサービス提供力の向上など、今後の事業展開にも注目が集まっています。
編集部のまとめ
KYCOMホールディングス株式会社の当期の決算は、売上高、利益ともに増加しており、堅調な業績を示しています。IT需要の高まりに加え、不動産事業やレンタカー事業でも回復傾向が見られ、グループ全体としても収益基盤が強化されてきています。今後の更なる成長に期待が高まる決算報告となりました。
KYCOMホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
KYCOMホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、毎年6月頃に決算発表が行われています。また、1株当たり配当金は5.00円と、前期に比べて増配となっています。株主還元にも積極的に取り組んでおり、今後の更なる業績拡大に期待が高まります。