ニシオホールディングス株式会社の2023年12月期第1四半期決算報告書が発表されました。売上高は52,540百万円と前年同期比で7.1%増加し、営業利益は5,350百万円と9.7%の増加となりました。順調な業績推移を示しています。
企業情報
企業名: ニシオホールディングス株式会社
証券コード: E04848
決算期: 9月30日
ニシオホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ニシオホールディングス株式会社の決算日は9月30日です。毎年12月20日頃に第1四半期決算、12月末に通期決算を発表しています。
主な事業
ニシオホールディングス株式会社は建設機械のレンタル事業を中核としており、道路・土木分野、建築・設備分野、イベント分野などに幅広く建設機械を提供しています。また、海外製建設機械の販売事業も行っています。豊富な建設機械のラインナップと全国に広がるレンタルネットワークを活かし、幅広い顧客ニーズに応えています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が52,540百万円と前年同期比7.1%の増加、営業利益が5,350百万円と9.7%の増加となりました。売上高営業利益率は10.2%と前年同期の10.0%から0.2ポイント上昇しており、順調な業績推移を示しています。
売上・利益の推移
ニシオホールディングスの売上高は直近3期で185,660百万円から52,540百万円と堅調に推移しています。利益面でも、経常利益は15,679百万円から5,204百万円と着実に増加しており、安定した収益基盤を持っていると言えます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は276,794百万円と、前連結会計年度末比で4,224百万円増加しました。負債合計は151,808百万円と3,636百万円の増加、純資産合計は124,986百万円と588百万円の増加となりました。
資産の部
資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産の増加1,587百万円、設備立替金の増加1,718百万円、貸与資産の増加1,311百万円などが主な増加要因です。一方で現金及び預金の減少3,423百万円がありました。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金の増加4,041百万円、設備関係未払金の増加2,649百万円などが主な増加要因ですが、未払法人税等の減少1,341百万円、賞与引当金の減少1,150百万円、長期借入金の減少1,061百万円などの減少もありました。
純資産の部
純資産の部では、588百万円の増加となりました。利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加などが主な増加要因です。
ROAとROE
ニシオホールディングスのROA(総資産経常利益率)は3.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は10.8%となっています。前年同期比でROAは0.1ポイントの上昇、ROEは0.2ポイントの上昇と、収益性の改善が見られます。これは売上高増加と営業利益の伸長によるものです。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,746百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが6,992百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが864百万円の支出となりました。これにより当第1四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、39,615百万円となっています。
配当の支払額
ニシオホールディングスは、2023年12月20日開催の定時株主総会において、1株当たり112円の期末配当の支払を決議しました。前年同期比で12円の増配となっています。株主還元の強化を図っています。
今後の展望
ニシオホールディングスは、大阪・関西万博関連の需要拡大や、建設ロジスティックスの事業化、仮設のチカラのノウハウ蓄積など、中期経営計画”Next Stage 2026″の初年度に向けた取り組みを進めています。今後も顧客ニーズに対応した事業展開で、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
ニシオホールディングスは、建設機械レンタル事業を中心に安定した業績を維持しています。当第1四半期は売上高、営業利益ともに前年同期を上回る好調な決算となりました。大阪・関西万博関連の需要拡大や新しいサービスの開発に取り組み、持続的な成長を目指しています。安定した収益基盤と株主還元の強化が評価できる企業といえるでしょう。
ニシオホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ニシオホールディングス株式会社の決算日は9月30日で、毎年12月20日頃に第1四半期決算、12月末に通期決算を発表しています。また、2023年12月20日開催の定時株主総会において、1株当たり112円の期末配当の支払が決議されました。前年同期比12円の増配となっており、株主還元の強化を図っています。