日本空港ビルデング株式会社の第80期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本空港ビルデング株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が公表されました。羽田空港の運営や空港内の店舗運営など、幅広い事業を展開している同社の決算内容をご紹介します。決算期の変更や各事業の業績、財務状況など、見逃せない注目ポイントが盛りだくさんです。投資家の皆さんはぜひ一読してみてください。

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企業情報

企業名: 日本空港ビルデング株式会社
証券コード: 97060
決算期: 3月期

日本空港ビルデング株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本空港ビルデング株式会社は3月決算の企業です。具体的には3月31日が決算日となっており、決算短信の発表は毎年5月頃、株主総会は6月下旬に行われます。今回の決算は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期累計期間の業績報告となります。

主な事業

日本空港ビルデング株式会社は、羽田空港や成田空港などの空港ターミナルビルの管理運営を中心とした事業を展開しています。具体的には、空港内の店舗やレストラン、ショップなどの運営、さらに空港ビル内の施設管理なども手がけています。これらの事業を通じて、国内外の多くの旅客の方々に快適な空間を提供し続けている企業です。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は売上高1,590億円、営業利益233億円、経常利益217億円、純利益141億円と、大幅に増収増益となりました。
前年同期との比較では売上が109.2%増、営業損益が黒字化するなど、事業の回復基調が鮮明に表れています。特に物品販売事業では売上が2倍以上拡大し、大きく収益に寄与しています。また、全社的な経費管理の徹底も利益率改善につながっています。

売上・利益の推移

直近3年間の業績を見ると、新型コロナ禍の影響で2022年3月期は大幅な減収減益となりましたが、2023年3月期以降は旅客数の回復に伴い業績が大きく改善している様子がうかがえます。
今回の第3四半期決算では増収増益基調が続いており、通期でも大幅な増益が見込まれます。今後の持続的な業績回復に期待が高まっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の財務状況は、資産4,572億円、負債3,018億円、純資産1,553億円となっています。
前期末と比べると、資産は103億円増加、負債は41億円減少、純資産は144億円増加と、健全な財務体質を維持しつつ、自己資本比率も35.2%まで改善しています。手元流動性の確保や有利子負債の削減など、財務面での強化が進んでいる様子が窺えます。

資産の部

資産の部では、流動資産が253億円増加しています。これは主に、旅客数の回復に伴う売上増加により売掛金が増加したことが要因です。一方、固定資産は150億円減少しており、減価償却の進行に伴うものと考えられます。

負債の部

負債の部では、買掛金の増加はあったものの、長期借入金が減少したことで、全体では41億円の減少となっています。有利子負債の削減が進んでいることから、財務の健全性が高まっています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の増加や非支配株主持分の増加により、前期末比144億円の増加となりました。自己資本比率も35.2%と改善しており、財務基盤の強化が進んでいます。

ROAとROE

当社のROA(総資産利益率)は3.1%、ROE(自己資本利益率)は9.1%となっています。前年同期と比べると大幅に改善しており、事業の回復基調を反映する形で収益性も向上しています。
今後も旅客数の回復に伴い、さらなる収益力の向上が期待できそうです。

キャッシュフロー

当第3四半期の営業キャッシュ・フローは195億円のプラスとなり、前年同期と比べると大幅に改善しました。
一方で、投資キャッシュ・フローは73億円のマイナスとなっており、羽田空港の次世代投資など、成長に向けた積極的な設備投資が行われています。
全体としては、業績回復に伴い堅調な営業キャッシュ・フローを背景に、財務基盤が強化されつつあると評価できるでしょう。

配当の支払額

当社は、2023年6月に1株当たり16円、同年12月に25円の配当を実施しました。前期と比べると増配となっており、業績回復を反映した形で株主還元の拡充が進んでいます。
今後も、業績の改善に合わせて配当の増加が期待できそうです。

今後の展望

日本空港ビルデング株式会社は、長期ビジョン”To Be a World Best Airport”の実現に向け、中期経営計画の各種施策に取り組んでいます。
特に羽田空港では、安全性の向上や機能性の強化、サステナビリティの推進など、空港の価値向上と利便性の向上に向けた積極的な投資を進めています。
また、コロナ禍の影響も徐々に収束し、国内外の旅客数は回復基調にあるため、今後の業績拡大に期待がかかっています。今後の経営陣の舵取りにも注目が集まっています。

編集部のまとめ

日本空港ビルデング株式会社は、国内有数の空港運営会社として、コロナ禍の影響を受けつつも、積極的な設備投資や財務体質の強化を進めながら業績を回復させてきた企業です。
今回の決算では、売上高、利益ともに大幅な増加となり、財務基盤の強化も進んでいることがわかりました。今後の持続的な成長に期待が高まる決算内容といえるでしょう。

日本空港ビルデング株式会社の決算日や配当についてまとめました。

同社の決算日は3月31日で、株主総会は毎年6月下旬に開催されます。
また、2023年6月には1株当たり16円、同年12月には25円の配当を実施しました。業績回復を受けて配当も増加するなど、株主還元の拡充にも取り組んでいます。今後も業績の伸びと連動した形で、さらなる増配が期待できそうです。

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