この度、株式会社ジャステック(証券コード:97170)の2023年12月1日から2024年2月29日までの第54期第1四半期決算が発表されました。
ジャステックは主に、ソフトウェア開発を中心とする企業で、金融・保険業や電力・運輸業などを主な顧客としています。
今回の決算では、売上高や利益がともに増加しており、順調に推移していることがわかりました。
企業情報
企業名: 株式会社ジャステック
証券コード: 97170
決算期: 11月期
株式会社ジャステックの決算日・決算時期(スケジュール)は?
ジャステックの決算日は11月30日で、四半期決算は2月28日(または29日)、5月31日、8月31日、11月30日の年4回行われています。
上場企業として東京証券取引所プライム市場に上場しており、適時に決算情報を開示しています。
主な事業
ジャステックはIT分野を中心としたソフトウェア開発事業を行っています。
主な顧客は金融・保険業や電力・運輸業など、幅広い業種にわたり、システムの企画・設計・開発・運用保守などのサービスを提供しています。
近年は生成AIやクラウドサービスなど、新しいIT技術への対応も進めており、市場の変化に合わせた事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は5,339百万円で、前年同期比3.8%の増加となりました。
一方で、営業利益は764百万円と、前年同期比4.2%の増加を果たしました。
売上高利益率は14.3%となり、健全な収益性を維持できています。
売上・利益の推移
ジャステックの売上高は過去3年、順調に増加しています。
2022年11月期の売上高は20,762百万円と、前期比4.4%の増加となりました。
利益面でも、経常利益は1,239百万円と、前期比6.4%の増加を果たしています。
今後も、IT需要の拡大を取り込み、着実な業績向上が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
ジャステックの財政状態を示す四半期連結貸借対照表は、健全な状態を維持しています。
直近の2024年2月末時点では、総資産は23,525百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が11,202百万円と、手元流動性が充実しています。
また、売掛金と契約資産の合計は4,778百万円で、適切な水準を保っています。
負債の部
負債の部では、流動負債が2,326百万円で、現預金との バランスも良好です。
また、固定負債は431百万円と、健全な財務体質を維持しています。
純資産の部
純資産の部では、20,767百万円となっており、自己資本比率は87.9%と極めて高い水準にあります。
内部留保も着実に積み上がっており、健全な財務基盤を有しています。
ROAとROE
ジャステックのROA(総資産経常利益率)は直近3期で3.5%前後で推移しています。
またROE(自己資本当期純利益率)は直近3期で6%前後で推移しており、概ね良好な水準を維持しています。
これは、着実な利益確保と効率的な資産運用により、株主価値の向上に貢献していると評価できます。
キャッシュフロー
ジャステックのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・インが安定的に確保されています。
一方で、設備投資やM&Aなどの投資活動によるキャッシュ・アウトも発生しているため、全体としてはキャッシュ残高が徐々に減少する傾向にあります。
今後も、バランスの取れたキャッシュ管理が課題となるでしょう。
配当の支払額
ジャステックの配当方針は、業績や将来の事業展開等を勘案しつつ、株主の皆様への利益還元を行うことです。
直近では、2023年11月期の期末配当は1株当たり50円を予定しています。
今後も、株主の皆様への適切な利益還元に努めていくと考えられます。
今後の展望
ジャステックを取り巻くIT市場は、引き続き拡大基調にあります。
特に、生成AI、5G、クラウドサービスなどの新しい技術への対応需要が高まっています。
ジャステックは、これらの新しい技術を積極的に取り入れ、顧客ニーズに合わせたソリューションの提供に注力していく方針です。
さらに、IT人材の確保・育成にも力を入れ、持続的な成長を図っていきます。
編集部のまとめ
ジャステックの2023年12月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに堅調に推移しており、IT市場の拡大を取り込んでいることが分かりました。
健全な財務体質と持続的な成長力を備えており、今後も着実な業績拡大が期待できそうです。
ただし、IT人材の確保が課題となっており、この点への対応が重要になってくるでしょう。
株式会社ジャステックの決算日や配当についてまとめました。
ジャステックの決算日は11月30日で、年4回の四半期決算を行っています。
2023年11月期の配当は1株50円を予定しており、株主の皆さまへの利益還元に取り組んでいます。
今後も、IT market の成長に寄り添いながら、収益力の向上と適切な株主還元に努めていくことが期待されます。