株式会社丹青社の2024年2月期第1四半期決算が発表されました。四半期売上高は227億33百万円と前年同期比で15.3%の増収となり、四半期純利益は11億55百万円と前年同期比で112.0%の大幅な増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社丹青社
証券コード: 97430
決算期: 2024年1月期
株式会社丹青社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社丹青社の決算日は1月31日です。年間決算は1月期、四半期決算は2月、5月、8月、11月に行われています。
主な事業
株式会社丹青社は、商業施設やオフィス、文化施設などの施設設計・施工を主な事業とする企業です。商業その他施設事業、チェーンストア事業、文化施設事業などの3つの事業セグメントで構成されています。近年は、ディスプレイ制作やWebサイト構築等のサービスの拡充にも注力しています。
今期の業績と利益率は？
2024年2月期第1四半期の業績は売上高227億33百万円、営業利益14億97百万円、四半期純利益11億55百万円と非常に良好な結果となりました。売上総利益率は18.8%と前年同期比で1.8ポイント改善しており、収益性の向上が図れています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で15.3%増加し、各事業セグメントの売上が順調に推移しました。特にチェーンストア事業が20.3%増、文化施設事業が21.3%増と高い伸び率を示しています。利益面でも営業利益が87.2%増、経常利益が88.8%増、四半期純利益が112.0%と大幅な増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
2024年4月30日時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計が498億40百万円、負債合計が186億58百万円、純資産合計が311億82百万円となっています。前期末と比べて資産、負債、純資産のすべてが減少しましたが、安定した財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金預金が160億79百万円と前期末比で21億82百万円増加したほか、未成工事支出金等が26億32百万円と増加しています。一方で、受取手形・完成工事未収入金等が178億51百万円と前期末より38億16百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、支払手形・工事未払金等が105億39百万円と前期末より4億20百万円減少しました。未払法人税等が7億70百万円と5億32百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、自己株式が12億31百万円と前期末より8億24百万円増加しています。一方、利益剰余金が235億20百万円と前期末より4億34百万円増加しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は2024年1月期の実績が1.7%、当第1四半期では1.2%と堅調に推移しています。また、ROE(自己資本当期純利益率)は2024年1月期が3.7%、当第1四半期は2.5%と高水準を維持しています。今後もグループ一体となって収益力向上に取り組み、収益性の高い持続可能な成長を目指していきます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成しておりませんので記載を省略しました。ただし、現金及び現金同等物の残高は前期末より21億82百万円増加し、160億79百万円となっています。
配当の支払額
2024年4月25日開催の定時株主総会において、2024年1月期の期末配当が1株当たり15円と決議されました。この期末配当と合わせ、年間配当金は1株当たり30円となります。株主還元を重視しつつ、内部留保の確保にもバランスを取っていきます。
今後の展望
2024年2月期の通期連結業績予想は、売上高720億円、営業利益40億円、経常利益43億円、親会社株主に帰属する当期純利益28億円を見込んでいます。今後も企業価値向上に向けた中期経営計画を推進し、収益力の強化と新たな事業領域への投資に取り組んでいきます。
編集部のまとめ
株式会社丹青社の2024年2月期第1四半期決算は、全体として非常に堅調な内容となっています。売上高は前年同期比で15.3%増加し、利益面でも大幅な増益となりました。特に「チェーンストア事業」と「文化施設事業」の成長が顕著です。財務体質も健全で、株主還元にも力を入れているなど、株主目線でも好業績が期待できる企業といえます。引き続き、高収益体質の維持と新事業展開にも注目していきたいと思います。
株式会社丹青社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社丹青社の決算日は1月31日で、年間決算と四半期決算が行われています。2024年1月期の配当は年間30円(うち期末配当15円)と株主還元にも重点を置いています。引き続き健全な財務体質の維持と収益力の向上を目指していきます。
