応用地質株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました。このブログではその内容を、企業情報から業績、財務状況、今後の展望までわかりやすく解説していきますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
企業情報
企業名: 応用地質株式会社
証券コード: 97550
決算期: 12月期
応用地質株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
応用地質株式会社の決算日は 12月31日となっています。第1四半期決算は2024年5月14日に発表されました。
主な事業
応用地質株式会社は、地質調査・分析、環境コンサルティング、防災・減災事業などを行っている企業です。長年培ってきた技術を活かし、インフラ整備や自然災害対策、気候変動への取り組みなど、幅広い分野でサービスを提供しています。特に、最近では再生可能エネルギー分野での事業が注目を集めています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は、売上高182億11百万円、営業利益20億17百万円、経常利益22億55百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益16億10百万円と、前年同期と比べ大幅増収増益となりました。主力事業の好調に加え、新規連結子会社の貢献もあり、営業利益率は11.1%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
応用地質株式会社は過去3年間、安定した売上と利益の成長を続けています。2023年12月期は、売上高656億2百万円、営業利益35億95百万円、親会社株主に帰属する当期純利益40億6百万円と、過去最高の業績を達成しました。今後も防災・インフラ、環境・エネルギー分野を中心に、着実な成長が期待されています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を確認したところ、資産は前期末比54億51百万円増加の1,061億18百万円となりました。負債は31億93百万円増加の287億66百万円、純資産は22億57百万円増加の773億51百万円と、財務基盤が一層強化されている様子が伺えます。
資産の部
資産の増加は主に、受取手形及び売掛金の増加や、リース債権及びリース投資資産の増加によるものです。また、土地の取得や、投資有価証券の増加も寄与しています。
負債の部
負債の増加は主に、短期借入金の増加と、賞与引当金の積み増しによるものです。一方で、業務未払金は減少しています。
純資産の部
純資産の増加は主に、利益剰余金の積み上がりと、為替換算調整勘定の増加によるものです。一方で、自己株式の取得も行われています。
ROAとROE
応用地質株式会社のROA(総資産経常利益率)は2.1%、ROE(自己資本利益率)は2.1%となっています。前期と比べROAは若干低下しましたが、ROEは堅調に推移しており、高い収益性と財務健全性が維持されていることが分かります。今後も持続的な成長と、株主価値の向上が期待されます。
キャッシュフロー
第1四半期のキャッシュ・フローの詳細は開示されていませんが、前期の年間キャッシュ・フロー状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが38億円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローは25億円のマイナスでした。財務活動によるキャッシュ・フローは1億円のプラスと、全体としては堅調なキャッシュ・ポジションを維持できているようです。
配当の支払額
2024年3月期の期末配当は1株当たり33円の予定で、前期より9円増配となります。配当性向は約20%と、株主還元に積極的な企業姿勢が窺えます。今後も業績拡大に合わせて、株主還元も強化していくことが期待されます。
今後の展望
応用地質株式会社は、防災・インフラ事業と環境・エネルギー事業を成長の柱に、中長期的な企業価値の向上を目指しています。特に、再生可能エネルギーや気候変動対策などの環境分野での受注が好調で、今後の事業拡大が期待されます。また、国内外での M&A も積極的に行い、グループシナジーを最大限に生かしていく方針です。
編集部のまとめ
応用地質株式会社の2024年第1四半期決算は、大幅な増収増益となりました。防災・インフラや環境・エネルギー分野でのニーズの高まりを受け、堅調な業績を維持しています。財務体質も健全で、株主還元も強化されるなど、今後の持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。引き続き、同社の動向から目が離せません。
応用地質株式会社の決算日や配当についてまとめました。
応用地質株式会社の決算日は12月31日で、2024年第1四半期決算は2024年5月14日に発表されました。また、2024年3月期の年間配当は1株当たり33円の予定で、前期より9円の増配となっています。株主還元にも積極的な同社の姿勢が伺えます。