丸紅建材リースは、建設機材のリース業を手がける会社です。 四半期の決算を発表しました。主力のリース事業が堅調に推移したことで、全体としての業績を伸ばすことができました。今後も新商材の開発や、M&Aなどによる事業の拡大に力を入れていく計画のようです。積極的な投資と経営改善に期待がかかっています。
企業情報
企業名: 丸紅建材リース株式会社
証券コード: 97630
決算期: 3月期
丸紅建材リース株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
丸紅建材リース株式会社の決算日は3月31日です。 四半期決算を経て、最終的な年間決算を5月に発表する予定となっています。
主な事業
丸紅建材リース株式会社は、建設現場で使用される各種仮設機材のリース・販売を主な事業としています。 建設機器のリースを通じて、建設業界における生産性の向上に貢献しています。 また、仮設工事の設計や施工管理といったサービスも提供しており、建設現場の効率化を幅広く支援しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は156億14百万円と前年同期比で10.6%の増加となりました。 営業利益は11億49百万円、経常利益は12億94百万円と、それぞれ2桁の増益を達成しています。 利益率も改善傾向にあり、経常利益率は8.3%となっています。
売上・利益の推移
丸紅建材リースの過去3年間の業績を見ると、売上高は20,101百万円から15,614百万円まで推移し、経常利益は1,480百万円から1,294百万円と堅調に推移しています。 特に当第3四半期の売上高と経常利益は前年同期から増加しており、事業の伸長が確認できます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は32,224百万円で、前期末比1.3%増加しています。 負債は16,157百万円と前期末比2.5%減少しており、 純資産は16,066百万円と前期末比5.3%の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が976百万円、建設機材が8,607百万円となっています。 前期末と比べ、現金及び預金が240百万円増加し、建設機材が319百万円増加しました。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金、電子記録債務を合わせた仕入債務が7,121百万円となっており、前期末比2.5%減少しています。 また、有利子負債も前期末比3.1%減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が9,699百万円と前期末比6.2%増加しています。 自己資本比率も47.9%と前期末より1.6ポイント上昇しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の3.9%から当第3四半期は4.0%に上昇しており、 ROEも前年同期の5.9%から当第3四半期は5.7%と若干低下しています。 これは利益が伸びている一方で、総資産も増加したことが要因です。 収益性の改善と効率的な資産運用が進んでいます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で7.3%増加し、投資活動によるキャッシュ・フローは前年同期比39.6%減少しました。 財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いなどにより前年同期比31.2%減少しています。 全体としてキャッシュ残高は前期末比2.3%増加しました。
配当の支払額
当期の中間配当は1株当たり50円、期末配当も1株当たり60円の配当を予定しており、年間の配当金総額は349百万円を見込んでいます。 前期に比べて配当金は減少していますが、安定的な配当を維持しています。
今後の展望
rマグネシウム建築資材の新製品開発や、M&Aによる事業拡大を進めるなど、新たな収益源の確保に注力していく方針です。 また、デジタル化の推進や生産性向上にも取り組み、中期的な収益力の向上を目指します。 建設需要の下支えもあり、今後も着実な業績拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
丸紅建材リースは建設機材リース業界のリーディングカンパニーです。 当期の業績は上向き傾向にあり、営業利益率も改善するなど、収益性の向上が見られます。 今後は新商品開発やM&Aなど、積極的な事業拡大に取り組む計画です。 建設需要の底堅さと共に、更なる業績拡大に期待が高まっています。
丸紅建材リース株式会社の決算日や配当についてまとめました。
丸紅建材リースの決算日は3月31日で、4月から3月までの1年間の業績を5月に発表します。 また、年間配当金は1株当たり110円を予定しており、安定的な株主還元を行っています。 今後も建設需要に支えられながら、事業拡大にも注力し、更なる業績向上が期待されます。