株式会社オオバの直近の決算報告が発表されました。建設コンサルタント業務、地理空間情報業務、環境業務などの幅広い事業を展開する同社の決算内容をお届けします。
企業情報
企業名: 株式会社オオバ
証券コード: E04764
決算期: 2023年5月期
株式会社オオバの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オオバの決算日は5月31日です。決算報告の時期は年2回、第2四半期決算と本決算の年2回の決算発表を行っています。
主な事業
株式会社オオバはまちづくりのソリューション企業として、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務、事業ソリューション業務を展開しています。建設コンサルタントとしての長年の実績を生かし、様々な分野で地域の課題解決に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は7,089百万円と前年同期比15.1%の増加となりました。営業利益は564百万円、経常利益は598百万円と、いずれも増益となっています。売上高経常利益率は8.4%と健全な水準を維持しています。
売上・利益の推移
最近3年間の売上高と利益の推移をみると、2023年5月期第2四半期は6,161百万円の売上高を計上し、2024年5月期第2四半期には7,089百万円と増加しています。同様に、経常利益も473百万円から598百万円と増加基調にあります。着実な業績拡大が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2023年11月30日時点の総資産は16,103百万円となっています。前期末と比べて13百万円減少しています。一方で、純資産は11,253百万円と前期末から322百万円増加しており、自己資本比率は67.3%と健全な水準を維持しています。
資産の部
流動資産は9,291百万円と前期末比351百万円減少しました。主な要因は、現金及び預金が2,809百万円減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が2,268百万円増加したことです。固定資産は6,812百万円と337百万円増加しています。
負債の部
負債合計は4,850百万円と前期末比336百万円減少しました。流動負債が393百万円減少したことが主な要因で、短期借入金が600百万円増加した一方で、賞与引当金が439百万円減少しています。固定負債は971百万円とほぼ横ばいで推移しました。
純資産の部
純資産合計は11,253百万円と前期末比322百万円増加しました。剰余金の配当208百万円があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益387百万円を計上したことなどが主な要因です。自己資本比率は67.3%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社オオバのROA(総資産経常利益率)は3.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.5%となっています。前年同期と比べROAは0.5ポイント、ROEは0.3ポイントそれぞれ上昇しており、収益性と自己資本の効率性が高まってきています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは3,036百万円の支出となりました。これは売上債権の増加などによるものです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは339百万円の収入となっています。
配当の支払額
株式会社オオバは、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置付けています。当期の中間配当金は1株当たり17円と、前期から2円増配となりました。今後も安定的な配当を維持していく方針です。
今後の展望
株式会社オオバは、地理空間情報、環境、まちづくりなど、様々な分野で事業展開を強化しています。特に、SDGsへの取り組みを重視しており、脱炭素社会の実現に向けた環境関連事業の拡大を目指しています。今後も持続可能な社会づくりに貢献していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社オオバは、安定的な経営基盤を背景に、売上高、利益ともに増加基調を維持しています。高い収益性と健全な財務体質を両立しており、今後も持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。さらなる事業領域の拡大と、SDGsへの取り組みに注目が集まりそうです。
株式会社オオバの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オオバの決算日は5月31日で、年2回の決算報告を行っています。また、直近の中間配当金は1株当たり17円と、前期から2円の増配となっています。今後も安定的な配当を維持していく方針のようです。