株式会社ビケンテクノの第61期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ビケンテクノは、安定したビルメンテナンス事業を中心に、不動産事業やホテル事業など、各分野で高い実績を持つ注目の企業です。
この度、同社が発表した2023年12月期第3四半期決算では、新型コロナの影響が和らぎつつあり、全体的に業績が改善傾向にあることが分かりました。

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企業情報

企業名: 株式会社ビケンテクノ
証券コード: E04932
決算期: 2024年3月期

株式会社ビケンテクノの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ビケンテクノの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日となっています。
主な決算スケジュールは、6月に本決算の定時株主総会、6月と12月に中間配当と期末配当の取締役会を開催しています。

主な事業

株式会社ビケンテクノは、ビルメンテナンス事業が主力で、オフィスビルや商業施設などの清掃・警備・設備管理などを手掛けています。
その他にも、不動産事業の賃貸・売買、介護事業の運営、フランチャイズ事業のサルヴァトーレ・クオモややきとり家すみれなど、多角化した事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結売上高は255億円と前年同期比0.4%減少しましたが、経常利益は14億円と18.6%減少に留まりました。
一方、不正事案に係る損失計上の影響で親会社株主に帰属する四半期純損失は0.6億円となりました。

売上・利益の推移

ビルメンテナンス事業が216億円と全体の8割以上を占める一方、不動産事業が13.9億円と前年同期比38.9%減少するなど、事業間の業績に差がありました。
全体としては前年同期比微減となりましたが、ホテル事業が大幅な黒字化を果たすなど、コロナ禍の影響から徐々に回復基調にあります。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は427億円と前期末比35億円増加しました。
一方、負債は233億円と38億円増加し、純資産は194億円と2.5億円減少しました。

資産の部

現金及び預金が 105億円と大幅に増加しており、土地や建物等の有形固定資産も増加しています。
一方で売掛金が減少し、販売用不動産も減少しています。

負債の部

借入金が41億円増加しており、不正関連損失引当金も6.7億円計上されています。
仕入れ等に係る支払手形及び買掛金は微減しています。

純資産の部

親会社株主に帰属する四半期純損失の計上と配当金支払いにより、利益剰余金が減少しました。
一方で、その他有価証券評価差額金は増加しています。

ROAとROE

ROAは前期末の5.5%から4.0%に、ROEは前期末の8.3%から3.3%へと低下しています。
これは、不正関連損失の計上などにより利益が減少したことが主な要因です。今後は収益力の回復が重要となります。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは13億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは15億円のマイナスとなりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは37億円のプラスと大きくプラスに転じており、借入金が大幅に増加していることがわかります。

配当の支払額

当期の配当金は、中間配当が1株当たり14円、期末配当も14円を予定しています。
前期実績を上回る配当水準を維持しており、株主への還元にも力を入れています。

今後の展望

コロナ禍からの回復基調が続く中、ビルメンテナンス事業の安定収益と、ホテル事業などの業績回復が期待されます。
一方で、人件費上昇などのコスト増加も課題となっており、収益力の一層の向上に取り組むことが重要です。

編集部のまとめ

株式会社ビケンテクノは、ビルメンテナンス事業を中心とした安定収益力と、ホテル事業の業績回復などにより、コロナ禍からの脱却が見えつつあります。
一方で、不正事案の影響や人件費上昇などの課題も残されており、収益力の向上と組織の健全性確保が、今後の重要な経営課題といえるでしょう。

株式会社ビケンテクノの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ビケンテクノの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日です。
配当は年2回、中間配当が14円、期末配当も14円を予定しており、前期実績を上回る水準を維持しています。
同社は事業の多角化を進めつつ、安定収益力のあるビルメンテナンス事業を中心に、着実な業績の改善が期待されます。

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