大丸エナウィン株式会社の2023年度第3四半期決算報告が発表されました。リビング・アクア・医療・産業ガス事業をコアに、安定供給と顧客サービスの向上を目指している同社の今期の業績は好調でした。売上高は年間30,635百万円を見込む一方、経常利益も1,120百万円と堅調に推移しています。今後も事業の拡大とコスト削減に注力し、企業価値向上に努めていきます。
企業情報
企業名: 大丸エナウィン株式会社
証券コード: 98180
決算期: 3月31日
大丸エナウィン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
大丸エナウィン株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日を期末としています。
主な事業
大丸エナウィン株式会社は、LPガスの販売を中核とするリビング事業や、ミネラルウォーターを展開するアクア事業、在宅医療機器レンタルや産業ガス販売などの医療・産業ガス事業を展開しています。 地域に密着した安定供給とサービスの向上を目指しており、全国の事業基盤を持っています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の連結業績は、売上高が21,077百万円、営業利益が476百万円、経常利益が557百万円となっています。利益率は各ステージで2.5%前後を確保しており、全体としての収益性が良好な水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は30,635百万円前後で安定的に推移しています。一方で、経常利益は1,120百万円と前年同期比で増益となっており、収益性の改善が進んでいます。主力のリビング事業や新規事業のアクア事業の伸長により、収益基盤は強化されてきています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表では、資産合計が21,519百万円、負債合計が7,798百万円、純資産合計が13,720百万円となっています。財務体質は健全であり、自己資本比率は63.8%と高水準を維持しています。
資産の部
主な資産は、現金及び預金が3,461百万円、商品及び製品が913百万円、土地が3,822百万円などです。現預金と有形固定資産が健全な水準を維持しています。
負債の部
主な負債は、支払手形・電子記録債務の合計が1,765百万円、短期借入金が190百万円などとなっています。有利子負債は限定的で、財務の健全性が高い水準にあります。
純資産の部
株主資本は13,527百万円と大きく、利益剰余金が11,973百万円と内部留保が厚いことが特徴です。自己資本比率が63.8%と高水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROAは前年比で改善し、現在2.6%と堅調な水準にあります。一方でROEは3.5%と、まだ改善の余地があります。今後はアクア事業などの成長分野への投資を進め、収益性の向上を目指す方針です。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは875百万円の収入超過となっており、安定的な事業キャッシュ・フローを確保できています。一方で、設備投資や事業買収などの投資活動によるキャッシュ・アウトが484百万円あり、財務体質の強化にも取り組んでいます。
配当の支払額
同社は年2回の配当を実施しており、2023年度の年間配当金は24円を見込んでいます。この水準は、連結当期純利益の57.4%に相当する高水準の配当性向となっています。株主還元にも力を入れている企業です。
今後の展望
今後も、LPガスの安定供給や、アクア事業の拡充、医療・産業ガス事業の強化など、各事業の拡大に尽力していく方針です。さらに、M&Aによる事業規模の拡大や収益力の向上にも取り組んでいきます。地域に密着した事業展開を続けながら、企業価値の向上に努めていきます。
編集部のまとめ
大丸エナウィン株式会社は、LPガス販売を中核とするリビング事業を基盤に、アクア事業や医療・産業ガス事業の拡充にも注力しています。今期の業績は好調で、経常利益も前年同期比で増加しています。財務面でも健全性が高く、株主還元にも力を入れています。今後は事業領域の拡大とM&Aを活用しながら、企業価値の向上を目指します。
大丸エナウィン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
大丸エナウィン株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日を期末としています。また、同社は年2回の配当を実施しており、2023年度の年間配当金は24円を見込んでいます。この水準は連結当期純利益の57.4%に相当する高水準の配当性向となっています。