株式会社マミーマートの最新の四半期決算報告が発表され、この企業の業績が好調に推移していると分かりました。売上高は前年同期比12.5%増と大きな伸びを見せ、経常利益も43.8%増加と非常に健全な財務状況であることがうかがえます。新しいフォーマットの店舗が好評だったことや、オペレーション改善の効果が出ていることが業績拡大につながっているようですね。今後も地域に根差した店舗作りや人材育成、サステナビリティへの取り組みを積極的に進めていく方針のようです。堅実な経営基盤を築いているマミーマートの健闘に期待しましょう。
企業情報
企業名: 株式会社マミーマート
証券コード: E03173
決算期: 2024年9月期
株式会社マミーマートの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社マミーマートの決算日は9月30日です。そのため、第2四半期決算(2024年3月31日)の報告が今回行われたということになります。毎年11月と5月に中間配当と期末配当を実施する予定とのことです。
主な事業
株式会社マミーマートは埼玉県を中心に展開するスーパーマーケット事業が主力事業となっています。「マミーマート」「生鮮市場TOP!」「マミープラス」の3つの店舗フォーマットを展開し、地域に密着したきめ細かな商品・サービスを提供しています。また、温浴事業と葬祭事業にも進出しており、グループ全体で地域社会に貢献する企業を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高77,945百万円(前年同期比12.5%増)、経常利益4,440百万円(同43.8%増)と大幅な増収増益となりました。利益率も営業利益率5.3%、経常利益率5.7%と高水準を維持しています。新しい店舗フォーマットの好評と、デジタル化などのオペレーション改善が奏功し、収益基盤を強化できたようです。
売上・利益の推移
最近3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は142,647百万円から77,945百万円と大きく成長しています。一方、経常利益は6,387百万円から4,440百万円まで増加してきました。新しい店舗フォーマットの導入や、デジタル技術を活用したコストダウンなどが奏功し、堅調な業績を維持できているといえます。今後も持続的な成長が期待できる企業だと評価できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
マミーマートの2024年3月末の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は68,596百万円と前期末から2,168百万円増加しています。これは主に、売上高増加に伴う現金及び預金と売掛金の増加によるものです。一方、負債は32,016百万円と前期末から397百万円減少しました。既存店の改装が少なかったことで未払費用が減少したためです。純資産は36,579百万円と、利益剰余金の積み上がりで2,565百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が7,422百万円と前期末から514百万円増加しました。また、売上の伸びに伴い売掛金が3,580百万円と566百万円増加しています。有形固定資産は40,415百万円と591百万円増加しており、店舗の新設や改装投資を継続しているようです。
負債の部
負債の部では、買掛金が17,606百万円と1,207百万円増加しています。一方で、長期借入金が3,751百万円と前期末から444百万円減少しており、営業活動で得られたキャッシュフローを使って既存の借入金を返済しているようです。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益3,009百万円の計上により、利益剰余金が32,811百万円と2,500百万円増加しています。自己資本比率は53.3%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いと評価できます。
ROAとROE
マミーマートのROA(総資産経常利益率)は6.5%、ROE(自己資本当期純利益率)は8.2%となっています。前年同期と比べROAは1.5ポイント、ROEは1.7ポイントそれぞれ上昇しており、収益性の向上と資本効率の改善が進んでいることがわかります。新店舗の出店や改装、デジタル活用などによって既存事業の収益力が高まっているためと考えられます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローが4,026百万円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは2,211百万円の支出で、主に店舗の改装や新規出店などの設備投資に充てられています。財務活動によるキャッシュ・フローは1,300百万円の支出で、借入金の返済や配当金の支払いなどによるものです。全体としては現金及び現金同等物が7,422百万円と、前期末から514百万円増加しています。
配当の支払額
マミーマートは年2回の配当を実施しており、当第2四半期では1株当たり51円の中間配当を行いました。前年同期と比べ16円増加しています。また、本決算では1株当たり40円の期末配当を計画しているようです。この結果、年間配当金は91円となり、前期の81円から大幅に増加する見通しです。業績好調を反映した配当政策と評価できるでしょう。
今後の展望
マミーマートは今後も新しい店舗フォーマットの拡大や、デジタル技術の活用によるオペレーション改善に注力していく方針です。具体的には「生鮮市場TOP!」「マミープラス」への転換を進め、他店にはない魅力的な店舗作りを続けていきます。また、自社工場での新商品開発やフードロス削減にも取り組むなど、サステナビリティへの配慮も強化しています。こうした戦略を通じて、さらなる収益力の向上と持続的な成長を目指していくと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社マミーマートの決算は大変良好な結果となりました。新しいフォーマットへの転換が奏功し、既存店の収益力が向上していることが確認できました。また、デジタル技術の活用によるオペレーション改善も進んでおり、今後の成長が期待できる企業だと評価できます。こうした業績の好調さを背景に、年間配当金も前期から大幅に増加する見込みです。引き続き地域に密着した店舗作りやサステナビリティへの取り組みを進めていくマミーマートの動向に注目していきましょう。
株式会社マミーマートの決算日や配当についてまとめました。
株式会社マミーマートは9月30日が決算日で、11月と6月に中間配当と期末配当を行っています。今期の年間配当金は1株当たり91円と大幅に増加する見通しです。業績の好調さを反映した配当政策と評価できます。