長年の歴史を持つ電線メーカーの泉州電業株式会社の決算報告書をご紹介します。業績は安定的に推移しており、足元の四半期決算でも前年同期に比べて増収増益を達成しています。電子機器などさまざまな分野での需要に支えられ、営業利益率も高水準を維持しています。財務体質も健全で、自己資本比率50%以上の強固な基盤を持っています。今後も安定的な成長が期待されますね。
企業情報
企業名: 泉州電業株式会社
証券コード: E02742
決算期: 10月
泉州電業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
泉州電業株式会社の決算期は10月です。四半期決算は1月、4月、7月、10月に発表されます。
主な事業
泉州電業株式会社は、電線・ケーブル事業を主力としています。特に自動車、建設、電子機器などさまざまな分野で使用される電線を製造・販売しています。自社開発の高機能製品の拡販に注力するとともに、お客様のニーズに合わせたカスタマイズ対応にも強みを発揮しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高33,744百万円(前年同期比13.4%増)、営業利益2,643百万円(同23.1%増)と増収増益を達成しました。営業利益率は7.8%と高水準を維持しています。自動車向けや建設・電販向けの売上が好調に推移したことが主な要因です。
売上・利益の推移
過去3年の業績は、売上高が124,967百万円、経常利益が8,770百万円、純利益が5,920百万円と安定的に推移しています。業界内でのトップシェアを誇り、優位性を維持し続けています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の財務状況は健全です。総資産102,788百万円、負債51,320百万円、純資産51,467百万円を計上しています。自己資本比率は49.7%と高水準を維持しています。
資産の部
流動資産は71,654百万円で、現金及び預金、売上債権が増加しました。固定資産は31,133百万円と、設備投資も着実に進んでいます。
負債の部
流動負債は48,464百万円で、仕入債務の増加が主な要因です。固定負債は2,855百万円と低水準を維持しています。
純資産の部
純資産合計は51,467百万円で、利益剰余金の積み上がりにより、自己資本比率は49.7%と健全な水準を保っています。
ROAとROE
ROAは5.6%、ROEは11.9%と高い水準を維持しています。安定的な収益力と財務体質の強さが特徴で、株主価値の向上に努めています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは堅調で、設備投資にも積極的に取り組んでいます。株主還元にも力を入れており、配当性向は30%前後を目指しています。
配当の支払額
直近の年間配当金は1株当たり160円と、堅調な業績に連動して安定的に増加しています。株主還元にも力を入れている企業です。
今後の展望
今後も、自動車、建設、インフラ、電機など幅広い分野で需要が見込めることから、安定的な業績拡大が期待できます。新製品の開発や生産性の向上、海外展開の推進など、経営基盤の強化にも力を入れています。
編集部のまとめ
泉州電業株式会社は、安定した収益基盤と健全な財務体質を誇る電線メーカーです。堅調な需要に支えられ、足元の業績も好調に推移しています。株主還元にも積極的で、今後の成長にも期待が高まりますね。
泉州電業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
泉州電業株式会社は10月決算で、四半期決算は1月、4月、7月、10月に発表されます。また、年間配当金は1株当たり160円と安定的に推移しており、株主還元にも力を入れている企業です。今後も安定成長が期待される企業といえるでしょう。