モリト株式会社の第87期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度、アパレル・プロダクト・輸送関連の事業を展開するモリト株式会社の決算報告が発表されました。売上高は117億円と前年同期と比べ微減でしたが、営業利益は6億円台と7%増加するなど、堅調な成績を収めました。特に、厨房機器関連サービス事業やアジアでの現地生産・調達の付属品が好調に推移しており、収益性の改善がみられています。今後も「Rideeco®」によるサステナブル製品の開発など、新たな取り組みを進めていくことが期待されます。

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企業情報

企業名: モリト株式会社
証券コード: 98370
決算期: 2023年11月30日

モリト株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

モリト株式会社の決算日は11月30日です。四半期の決算期は3月1日から翌年2月末日となっており、今回の決算は2023年12月1日から2024年2月29日までの第1四半期の業績報告となります。

主な事業

モリト株式会社は、アパレル関連、プロダクト関連、輸送関連の3つの事業を展開しています。アパレル関連では、カジュアルウェアやスポーツウェア、メディカルウェアなどの付属品を製造・販売しています。プロダクト関連では、文具や厨房機器、安全用品などの販売や、レンタルサービスを提供しています。輸送関連では、自動車内装部品の製造・販売を行っています。これらの事業を国内外に展開しており、特に中国やベトナムなどアジア地域での業績が堅調に推移しています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の売上高は117億円と前年同期比0.5%減となりました。一方で、営業利益は6億円台と7%増加し、経常利益も6億円台と1.2%増加するなど、収益性の改善がみられました。主にアパレル関連や輸送関連の減収があったものの、プロダクト関連の厨房機器レンタル・販売・清掃事業など、一部の事業が好調に推移したことがポイントです。また、不採算事業の見直しも進み、売上総利益率の改善につながりました。

売上・利益の推移

最近3年の業績推移を見ると、売上高は485億円前後で推移しています。利益面では、経常利益が22億円前後親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益が32億円前後と、概ね安定した推移となっています。足元では、コロナ禍の影響から回復しつつあるものの、原材料価格の高騰やウクライナ情勢の影響など、先行きは不透明な状況が続いています。

四半期連結貸借対照表について

当第1四半期末の総資産は498億円で、前期末比16億円減少しました。流動資産は300億円と11億円減、固定資産は197億円と5億円減となっています。一方、負債は120億円で、前期末比10億円減少しました。純資産は378億円と6億円減少しましたが、自己資本比率は75.9%と高水準を維持しています。

資産の部

流動資産は主に受取手形及び売掛金の減少により11億円減少しました。固定資産はのれんの減少や有形・無形固定資産の減少により5億円減少しています。

負債の部

流動負債は未払費用や未払法人税等の減少などから8億円減少しました。固定負債は長期借入金の減少などにより1億円減少しています。

純資産の部

純資産は759百万円の配当金支払により6億円減少しましたが、自己資本比率は75.9%とこれまでと同様に高水準を維持しています。

ROAとROE

直近3年のROAは約5%前後で推移しており、ROEは約7%前後で推移しています。ROAは資産効率性を示す指標ですが、先行投資や保有資産の見直しにより少しずつ改善傾向にあります。一方、ROEは株主資本利益率を示す指標ですが、利益水準が安定していることから、概ね高い水準を維持できています。今後もキャッシュ・フローの改善やコストダウン等により、収益性の向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、前期の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは33億円の収入となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは5億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは12億円の支出となっており、全体としてはキャッシュ・ポジションは改善傾向にあります。

配当の支払額

当第1四半期では1株当たり28円の期末配当が行われました。前年同期の1株当たり18.50円から大幅に増配となっており、配当性向も約27%と高水準を維持しています。今後も株主還元を重視した経営姿勢が期待されます。

今後の展望

モリト株式会社は、アパレル関連や輸送関連の減収がある一方で、プロダクト関連や海外事業の好調により、収益性の改善が進んでいます。また、「Rideeco®」によるサステナビリティ製品の開発や、不採算事業の見直しなど、新たな挑戦にも取り組んでいます。先行きは不透明な状況が続くものの、これらの取り組みを通じて、持続的な成長と収益力の向上が期待されます。

編集部のまとめ

モリト株式会社の第1四半期決算では、全体として堅調な業績を確保できました。アパレルや輸送関連の一部減収がみられたものの、プロダクト関連の厨房機器事業や海外事業の好調、不採算事業の見直しなどにより、収益性が改善傾向にあります。財務面では、高い自己資本比率を維持しつつ、株主還元も重視した経営が評価できます。今後も新たな取り組みを進めていくことで、持続的な成長が期待されます。

モリト株式会社の決算日や配当についてまとめました。

モリト株式会社の決算日は11月30日で、第1四半期は12月1日から翌年2月末日までとなっています。配当は年1回の期末配当で、今回は1株当たり28円の配当が実施されました。配当性向は約27%と高水準を維持しており、今後も株主還元を重視した経営が期待されます。

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