株式会社ニトリホールディングスの第52期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ニトリホールディングスの決算内容をお届けします。家具・インテリア業界を牽引する大手企業のニトリが、第3四半期まで業績を順調に伸ばしています。売上高は前年同期比5.1%増加し6,637億46百万円、営業利益は2,817百万円増加し97,865百万円と健闘しています。店舗網の拡大や高付加価値商品の開発、経費削減が功を奏した結果といえそうです。これからも成長を続けていくニトリホールディングスにご注目ください。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 株式会社ニトリホールディングス
証券コード: E03144
決算期: 3月31日

株式会社ニトリホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ニトリホールディングスは、従来2月20日決算でしたが、2022年5月19日開催の第50回定時株主総会における定款一部変更の決議により、決算日を3月31日に変更しています。

主な事業

株式会社ニトリホールディングスは、「家具・インテリア事業」を主力としています。国内では「ニトリ」「デコホーム」「Nプラス」ブランドの店舗展開を行い、海外でもタイ、香港、韓国、ベトナムなどにおいて積極的に出店を進めています。また、2021年10月には「株式会社島忠」を子会社化し、「ホームセンター事業」も手がけるなど、事業領域の拡大に取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が6,637億46百万円と前年同期比5.1%増加、営業利益は978億65百万円と3.0%の増加となりました。営業利益率は14.7%と堅調な収益性を維持しています。店舗の改装や商品力強化、物流効率化などの施策が寄与した結果といえます。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上高は着実に増加傾向にあります。2023年3月期の売上高は9,480億94百万円と前期比6.0%増加しました。利益面でも、経常利益は1,440億85百万円と着実に積み上がっています。家具・インテリア事業を中心とした堅調な事業展開により、安定した収益基盤を構築しているといえるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の総資産は1兆1,961億26百万円と、前連結会計年度末に比べ623億55百万円増加しています。この増加は主に、有形固定資産の増加によるものです。一方、負債は5億円減少し、3,151億74百万円となっています。純資産は前連結会計年度末に比べ628億55百万円増加し、8,809億52百万円となっており、財務体質の強化が図られています。

資産の部

資産の部では、建物及び構築物が282億23百万円、土地が217億83百万円、有形固定資産のその他が223億96百万円それぞれ増加しています。一方で、商品及び製品が121億83百万円減少しています。これらの変動は、主に店舗網の拡大や商品在庫の適正化に伴うものと考えられます。

負債の部

負債の部では、未払法人税等が142億99百万円、長期借入金が223億30百万円それぞれ減少した一方で、短期借入金が342億62百万円増加しています。財務の健全性を保ちつつ、積極的な投資に活用していると推察できます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が518億9百万円、為替換算調整勘定が68億66百万円それぞれ増加しています。自己資本比率は73.7%と高水準を維持しており、財務基盤の強化が図られています。

ROAとROE

ニトリホールディングスのROA(総資産経常利益率)は8.5%ROE(自己資本利益率)は12.3%となっています。前年同期と比較して微増しており、資産効率と収益性がともに向上しているといえます。これは、店舗網の拡大や商品力強化、物流の効率化など、企業価値向上に向けた取り組みが実を結んでいるためと考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,284億円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは607億円の支出となっており、店舗投資等に活用されていると考えられます。財務活動によるキャッシュ・フローは103億円の支出となっています。全体としては堅実なキャッシュマネジメントが行われていると評価できるでしょう。

配当の支払額

ニトリホールディングスは、株主への利益還元を重視しており、当期の中間配当では1株当たり75円を実施しました。前期の年間配当金は148円でしたので、今期は年間150円前後の配当が見込まれます。安定した収益基盤を背景に、株主還元の拡充を図っています。

今後の展望

ニトリホールディングスは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」という企業理念のもと、国内外での店舗ネットワークの拡大と、サービスの高度化に取り組んでいきます。国内では店舗リモデリングや新業態の開発、海外では新市場への進出を加速させる方針です。また、再生可能エネルギーの活用やリサイクル推進など、サステナビリティへの取り組みも強化しています。これらの施策を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社ニトリホールディングスは、家具・インテリア分野で圧倒的な存在感を示す企業です。国内外での積極的な店舗展開と商品力強化に加え、サステナビリティ経営にも注力しています。高い収益性と健全な財務体質を維持しつつ、さらなる成長を目指す同社に注目が集まっています。今後の取り組みにも要注目です。

株式会社ニトリホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

ニトリホールディングスは、2022年5月の定時株主総会の決議により、決算日を2月20日から3月31日に変更しました。また、中間配当では1株当たり75円を実施しており、通期では年間150円前後の配当が見込まれます。安定した収益基盤を背景に、株主還元の充実にも積極的に取り組んでいます。

タイトルとURLをコピーしました