株式会社パーカーコーポレーションの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は自動車部品や化成品、化学品などの製造・販売を行う企業で、国内外の幅広い顧客に製品を提供しています。前年同期と比べて売上高は19.2%増加し、経常利益も30.2%増加と好調な業績を示しました。
企業情報
企業名: 株式会社パーカーコーポレーション
証券コード: 8450
決算期: 3月31日
株式会社パーカーコーポレーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社パーカーコーポレーションの決算日は3月31日です。通期決算は6月に、第1四半期決算は8月に、第2四半期決算は11月に、第3四半期決算は2月に発表されます。
主な事業
株式会社パーカーコーポレーションは、自動車部品、化成品、化学品、産業用素材、化工品などを製造・販売しています。自動車業界向けの製品が主力市場となっており、国内外の幅広い顧客に高品質な製品を提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は51,540百万円と前年同期比で19.2%増加しました。営業利益は3,650百万円と30.0%増、経常利益は3,909百万円と30.2%増と大幅な増益となりました。利益率も向上しており、引き続き好業績を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、経常利益も安定的に推移しています。特に当期の第3四半期は、自動車業界向けの製品が堅調だったことから、売上高・経常利益ともに大幅な増加を記録しました。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は68,889百万円と前期末比で8,728百万円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金の増加や、新規連結企業の影響による有形固定資産の増加によるものです。
資産の部
流動資産は46,059百万円と前期末比で6,446百万円増加しました。このうち、受取手形及び売掛金が17,067百万円と3,576百万円増加しています。固定資産は22,830百万円と2,282百万円増加しています。
負債の部
負債合計は25,078百万円と前期末比で3,961百万円増加しました。主な増加要因は支払手形及び買掛金の増加です。
純資産の部
純資産合計は43,810百万円と前期末比で4,766百万円増加しました。これは主に利益剰余金の増加や、為替換算調整勘定の増加によるものです。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は前期の6.3%から当期の5.7%と若干低下しましたが、引き続き高水準を維持しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前期の6.4%から当期の6.4%と前期並みの水準を保っています。自己資本の効率的な運用により、高い収益性を維持していると評価できます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,330百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが2,743百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,149百万円の支出となりました。全体として545百万円の減少となっています。
配当の支払額
同社は株主還元強化の一環として、当期の中間配当金を1株当たり11円、期末配当金を11円と、前期に比べ2円増配しています。株主の皆様への利益還元に努めているといえます。
今後の展望
今後の経営環境は不透明な面もありますが、同社は引き続き中国市場での販売強化や、M&Aによる事業領域の拡大など、持続的な成長に向けた取り組みを進めていく方針です。また、技術力の向上やグローバル化の推進、付加価値の高い製品開発にも注力していくとしています。これらの施策によって、業績の安定成長が期待できるといえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社パーカーコーポレーションは、自動車関連を中心とした幅広い事業展開で、安定した業績を収めています。当第3四半期は売上高、利益ともに大幅な増加を果たし、高い収益性を維持しました。今後も中国市場での販売強化や新分野への進出など、成長戦略を着実に実行していくことで、さらなる業績拡大が期待できるでしょう。株主還元も強化されているため、同社の株式は魅力的な投資対象だと言えます。
株式会社パーカーコーポレーションの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は3月31日で、通期決算は6月、四半期決算は8月、11月、2月に発表されます。配当は当期の中間配当が1株当たり11円、期末配当が11円と、前期比2円増配となる予定です。株主還元を重視した経営が評価されています。