株式会社天満屋ストアの2024年3月1日から5月31日までの第1四半期決算が発表されました。売上高は142億82百万円、経常利益は7億円と前年同期比で増加しており、堅調な業績を維持しています。コロナ禍の影響が長期化する中、同社は価格競争力の強化やサービスの改善など、着実に成長を遂げていると評価できます。
企業情報
企業名: 株式会社天満屋ストア
証券コード: E03146
決算期: 2月末
株式会社天満屋ストアの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社天満屋ストアの決算日は2月末です。第1四半期は3月1日から5月31日までの3カ月間となります。
主な事業
株式会社天満屋ストアは、食料品、日用品、衣料品を中心に展開する総合スーパーマーケットチェーンです。岡山県を中心に、山陽地域を中心に83店舗を展開しています。商品の品揃えや接客、店舗運営など、地域に密着した小売事業を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月1日から5月31日までの第1四半期連結業績は、売上高142億82百万円、経常利益7億円と前年同期比で増加しています。営業利益率は4.7%と高水準を維持しており、堅調な業績を上げています。
売上・利益の推移
最近5年間の売上高は550億円前後で推移しており、経常利益も20億円前後で安定しています。コロナ禍の影響により一時的に落ち込んだ売上も、徐々に回復しつつあり、安定した経営基盤を築いています。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月31日時点の総資産は430億87百万円、負債合計は177億51百万円、純資産は253億36百万円となっています。前期末に比べ、資産が増加し、負債が減少したことで、自己資本比率は58.7%と高い水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が62億31百万円、固定資産が368億56百万円となっています。主な内訳は、現金及び預金が6億41百万円、売掛金が21億円、商品が18億円などです。
負債の部
負債の部では、流動負債が129億53百万円、固定負債が47億97百万円となっています。主な内訳は、支払手形及び買掛金が37億17百万円、短期借入金が40億44百万円などです。
純資産の部
純資産の部では、資本金が36億97百万円、利益剰余金が162億48百万円となっています。株主資本合計は252億16百万円となっており、自己資本比率は58.7%と健全な財務状況を維持しています。
ROAとROE
直近のROA(総資産利益率)は1.1%、ROE(自己資本利益率)は7.0%となっています。ROAはやや低めですが、ROEは健全な水準を維持しています。今後は資産の効率的な運用とともに、自己資本の有効活用によりさらなる収益性の向上が期待されます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。ただし、好調な業績と健全な財務基盤から、営業キャッシュ・フローは安定的に確保できていると推察されます。
配当の支払額
2024年5月23日開催の定時株主総会において、1株当たり5円の期末配当が決議されました。前期は3円の配当でしたので、増配となっています。安定した収益基盤を背景に、株主還元も強化されつつあります。
今後の展望
株式会社天満屋ストアは、食料品や生活雑貨の販売を中心にして着実に業績を拡大しています。地域に密着した店舗展開とサービスの向上により、今後も安定した収益を確保できると期待されます。一方で、物価高の影響や競争激化など、経営環境の変化にも対応していく必要があります。デジタル化の推進やESG経営の視点も重要になってくるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社天満屋ストアは、岡山県を中心に地域密着型の小売事業を展開しており、コロナ禍でも堅調な業績を残し続けています。価格面での競争力強化や新サービスの導入など、着実に収益基盤を強化しています。今後も地域に根差した事業展開とESG経営への取り組みなど、持続可能な成長を期待できそうです。
株式会社天満屋ストアの決算日や配当についてまとめました。
株式会社天満屋ストアの決算日は2月末で、第1四半期は3月1日から5月31日までとなっています。この第1四半期は売上高142億82百万円、経常利益7億円と好調な業績を収めました。また、1株当たり5円の期末配当を実施し、株主還元も強化しています。今後も地域に密着したサービスの提供と収益性の向上に期待が高まっています。