株式会社共同紙販ホールディングスの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比2.6%増の12,507百万円と好調な結果となっています。
今期の業績や決算のポイントをご紹介しましょう。
企業情報
企業名: 株式会社共同紙販ホールディングス
証券コード: E02711
決算期: 3月31日
株式会社共同紙販ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社共同紙販ホールディングスの決算日は3月31日です。
第3四半期末は2023年12月31日となっています。
主な事業
株式会社共同紙販ホールディングスは、洋紙の卸販売事業を主力としています。
また、不動産賃貸事業や物流事業も手掛けています。
主な事業とし洋紙卸売事業が全体の99.6%を占めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は12,507百万円と前年同期比2.6%増と好調な結果となりました。
営業利益は77百万円と前年同期比403.9%増と大幅な増益となっています。
これにより、営業利益率は0.6%と前年同期の0.1%から大幅に改善しています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比2.6%増の12,507百万円と堅調に推移しています。
営業利益は77百万円と前年同期比403.9%増と大幅に改善しています。
これは販売活動の強化や物流効率化などによる収益力の向上が寄与したものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は9,841百万円と前期末比357百万円減少しています。
一方、負債は5,905百万円と前期末比459百万円減少しています。
この結果、自己資本比率は40.0%となり、前期末の37.6%から上昇しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,194百万円と前期末比324百万円増加しています。
一方、受取手形及び売掛金が2,752百万円と728百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が5,219百万円と417百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が890百万円と前期末比20百万円増加し、自己株式が215百万円と23百万円減少しています。
ROAとROE
当第3四半期のROA(総資産経常利益率)は1.0%と前年同期の0.4%から改善しています。
また、ROE(自己資本利益率)は1.4%と前年同期の0.4%から大幅に上昇しています。
これは、売上増加と営業利益の改善により収益性が高まったことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが167百万円の収入となっています。
これは売上債権の減少などが寄与したものと見られます。
一方で、投資活動によるキャッシュフローは16百万円の支出となっています。
配当の支払額
株式会社共同紙販ホールディングスは、年2回の配当を行っています。
直近の第2四半期末(2023年9月30日)の配当は1株50円となっています。
今後も安定配当の継続を目指していく方針のようです。
今後の展望
株式会社共同紙販ホールディングスは、引き続き洋紙卸売事業を中心に安定した事業基盤の確立を目指していきます。
また、不動産賃貸事業や物流事業においても収益力の強化に取り組むことで、グループ全体の業績向上を図っていく計画です。
今後も環境配慮型の製品ラインナップの拡充や、物流効率化による固定費削減など、収益力の改善に努めていくとのことです。
編集部のまとめ
株式会社共同紙販ホールディングスの2023年12月期第3四半期決算は増収増益と好調な結果となりました。
洋紙卸売事業を中心に売上高が前年同期比2.6%増加し、営業利益も大幅に改善しています。
また、自己資本比率も前期末から上昇するなど、財務体質の強化が図られています。
今後も環境対応製品の販促や物流効率化などに取り組み、収益力の向上を目指していくと期待できそうです。
株式会社共同紙販ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社共同紙販ホールディングスの決算日は3月31日で、年2回の配当を実施しています。
直近の第2四半期末(2023年9月30日)の配当は1株当たり50円となっています。
今後も安定的な配当の継続が期待できそうです。