株式会社グルメ杵屋は、外食・調理食品・運輸などの事業を展開する老舗企業です。売上高281億49百万円、営業利益5億88百万円と、コロナ禍からの回復を示す好業績を残しました。レストラン事業、機内食事業、業務用冷凍食品製造事業など、多角的に事業を展開する同社の今後の成長に注目です。
企業情報
企業名: 株式会社グルメ杵屋
証券コード: 98500
決算期: 2023年3月31日
株式会社グルメ杵屋の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社グルメ杵屋の決算日は3月31日です。3月期の決算を行い、四半期ごとに四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社グルメ杵屋は、レストラン事業、機内食事業、業務用冷凍食品製造事業、不動産賃貸事業、運輸事業を展開しています。全国に405店舗のレストランを展開するほか、航空会社向けの機内食の製造や水産物、米穀の卸売りなど、多岐にわたる事業を手がけています。
今期の業績と利益率は？
株式会社グルメ杵屋の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高281億49百万円、営業利益5億88百万円と前年同期比で大幅に増加しました。新型コロナウイルス感染症の影響が収まり、人流の回復やインバウンド需要の再開などにより、主力のレストラン事業が順調に回復しています。
売上・利益の推移
株式会社グルメ杵屋の売上高は、前年同期比で53.9%増加しました。また、経常利益も前年同期の経常損失から大幅に改善し、5億50百万円の黒字となりました。これはレストラン事業を中心とした業績回復が寄与したものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社グルメ杵屋の総資産は395億84百万円で、前連結会計年度末に比べ7億55百万円増加しました。負債は307億52百万円と微減しており、純資産は88億31百万円と9億92百万円増加しています。
資産の部
流動資産は176億7百万円で、前連結会計年度末より18億6百万円増加しました。これは主に売掛金が19億86百万円増加したことによります。固定資産は219億76百万円で、前連結会計年度末より10億50百万円減少しました。これは主に土地が4億83百万円、投資有価証券が3億3百万円減少したことによります。
負債の部
流動負債は95億69百万円で前連結会計年度末より17億59百万円増加しました。これは主に短期借入金が14億円増加したことによります。固定負債は211億83百万円で前連結会計年度末より19億96百万円減少しました。これは主に長期借入金が19億28百万円減少したことによります。
純資産の部
純資産合計は88億31百万円で、前連結会計年度末より9億92百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益10億56百万円によるものです。この結果、自己資本比率は22.0%となりました。
ROAとROE
株式会社グルメ杵屋のROA(総資産経常利益率)は1.4%、ROE(自己資本当期純利益率)は12.0%となりました。コロナ禍からの回復により、収益力が向上し、ROAとROEが改善傾向にあります。今後の事業展開次第では、さらなる上昇が期待できるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため記載しておりません。ただし、第2四半期連結累計期間では営業活動によるキャッシュ・フローが5億87百万円のプラスとなっており、業績回復に伴ってキャッシュ・フローも改善傾向にあると考えられます。
配当の支払額
株式会社グルメ杵屋は、当第3四半期連結累計期間において配当を行っていません。過去の実績を見ると、年間配当は行われているものの、四半期での配当はありません。今後の業績に応じて、適切な配当政策を検討していくことが期待されます。
今後の展望
株式会社グルメ杵屋は、コロナ禍からの着実な回復を示し、売上高、営業利益ともに増加しています。人流の回復やインバウンド需要の再開など外食市場の改善を背景に、引き続き業績の向上が期待されます。今後は新業態の展開や省人化など、収益性の向上にも注力していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社グルメ杵屋は、飲食、食品、運輸などの多角的な事業に取り組む老舗企業です。コロナ禍からの回復が顕著で、売上高、営業利益ともに大幅に改善しました。今後も新業態の展開や省人化などにより、さらなる収益力の強化が期待されます。同社の今後の成長に注目していきたいと思います。
株式会社グルメ杵屋の決算日や配当についてまとめました。
株式会社グルメ杵屋の決算日は3月31日で、四半期ごとに四半期報告書を提出しています。配当につきましては、当第3四半期連結累計期間において支払いはありませんでしたが、過去実績から見ると年間配当は行っていることがわかります。今後の業績次第で、適切な配当政策を検討していくことが期待されます。
