アフターコロナのなか、愛眼株式会社は着実な業績回復を遂げています。売上高が前年同期比4.8%増の11,237百万円と増収を達成し、経常利益も50百万円と黒字転換を果たしました。
コロナ禍での影響から脱し、店舗事業の復調が顕著になってきています。一方で、経費コントロールの徹底によって収益力の改善も図られており、今後のさらなる業績向上が期待されます。
企業情報
企業名: 愛眼株式会社
証券コード: E03148
決算期: 3月期
愛眼株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
愛眼株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日までの3ヶ月間となっています。
主な事業
愛眼株式会社は、国内におけるメガネ・補聴器の小売事業を中核としています。全国にチェーン店を展開し、視力・聴力補正と高品質な商品・サービスによって、お客様の健康と生活の質の向上に貢献している企業です。
また、メガネの卸売事業と中国での販売事業も行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高11,237百万円(前年同期比4.8%増)、経常利益50百万円(前年同期は経常損失267百万円)と増収増益となりました。
売上総利益率は前年同期比1.5ポイント減少しましたが、経費の削減に努めた結果、営業利益まで改善につながっています。
売上・利益の推移
過去1年間の業績をみると、売上高は前年同期比4.8%増加の11,237百万円となり、経常利益は前年同期の経常損失から50百万円の黒字に転換しています。
コロナ禍の影響から徐々に回復してきており、今期はアフターコロナの本格的な復調が期待できる状況です。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は以下の通りです。
資産の部
総資産は14,079百万円となり、前連結会計年度末比0.6%増加しました。
流動資産は7,371百万円、固定資産は6,708百万円となっています。
負債の部
負債合計は1,892百万円で、前連結会計年度末比2.5%増加しました。
主な変動は、支払手形及び買掛金の増加や、未払法人税等の減少などです。
純資産の部
純資産合計は12,186百万円となり、前連結会計年度末比0.3%増加しました。
自己資本比率は86.6%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の-2.0%から0.4%に改善しました。
ROEは前年同期の-3.7%から-0.2%になっています。
収益力の回復とともに投資効率も高まってきており、今後の企業価値向上が期待できます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが274百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが287百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが265百万円のマイナスとなっています。
全体としては現金及び現金同等物が274百万円減少しました。
配当の支払額
当期の配当予想については未定となっています。
過去の実績から、株主還元に力を入れている企業といえます。今後の業績回復に伴い、配当の復活も期待されます。
今後の展望
アフターコロナの環境下でのさらなる事業展開を見据え、顧客体験価値の最大化に向けた取り組みを進めています。
店舗ネットワークの最適化やDX推進など、効率性向上と生産性の向上にも注力していきます。
これらの施策により、今後の業績改善と企業価値の向上が期待できます。
編集部のまとめ
愛眼株式会社は、アフターコロナに向けて着実に業績回復を遂げつつあります。売上高、経常利益ともに増加し、財務基盤も健全です。
今後は店舗事業の強化やDX化などにより、さらなる収益力向上が期待できる企業といえるでしょう。株主還元の再開にも注目が集まります。
愛眼株式会社の決算日や配当についてまとめました。
愛眼株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日までの3ヶ月間です。
配当については現時点で未定となっていますが、過去実績からみると、株主還元に力を入れている企業といえます。今後の業績回復に伴い、配当の復活にも期待が高まっています。