株式会社ケーユーホールディングスは、自動車販売を主な事業とする企業です。第3四半期決算では、売上高が1.9%増加し、営業利益、経常利益、純利益がそれぞれ減少しましたが、全体としては順調な業績を維持しています。
今後は、新型車の投入や中古車の販売強化、店舗網の拡充など、様々な施策に取り組むことで、さらなる業績向上が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社ケーユーホールディングス
証券コード: E02714
決算期: 3月期
株式会社ケーユーホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ケーユーホールディングスの決算日は3月31日です。また、決算時期は毎年6月に定時株主総会を開催し、事業報告や財務諸表の承認を行っています。
主な事業
株式会社ケーユーホールディングスは、国内外の主要自動車メーカーの正規ディーラーとして事業を展開しています。主な事業内容は新車・中古車の販売、車検・点検・修理などのアフターサービスです。また、独自のレンタカー事業も行っています。事業エリアは関東を中心に全国に展開しており、マルチブランド展開で顧客層の拡大を図っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高が114,989百万円と前年同期に比べ1.9%増加しました。一方で、営業利益は7,052百万円と10.7%減少、経常利益は7,270百万円と9.7%減少、純利益は4,950百万円と8.7%減少しました。
利益率では、営業利益率は6.1%、経常利益率は6.3%、純利益率は4.3%となっています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高の推移をみると、2023年3月期は153,346百万円と最高値を更新しました。一方で、利益面では2023年3月期の営業利益は6,697百万円、経常利益は6,759百万円、純利益は5,076百万円となっており、2022年3月期に比べやや減少しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の総資産は85,800百万円と、前期末に比べ4,499百万円増加しています。
資産の部
流動資産は39,145百万円と前期末比2,821百万円増加しました。これは、主に商品及び製品が1,598百万円、現金及び預金が1,108百万円増加したことによります。固定資産は46,654百万円と前期末比1,678百万円増加しています。
負債の部
流動負債は16,111百万円と前期末比362百万円減少しました。これは主に、契約負債が1,121百万円、未払法人税等が787百万円減少したことによります。固定負債は7,792百万円と前期末比1,590百万円増加しました。
純資産の部
純資産は61,896百万円と前期末比3,271百万円増加しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益4,950百万円と剰余金の配当2,192百万円によるものです。
ROAとROE
株式会社ケーユーホールディングスのROA(総資産利益率)は8.4%、ROE(自己資本利益率)は8.6%となっています。こちらは前年同期と比べやや低下しているものの、自動車販売業界の中では高い水準を維持しています。これは、新車販売やメンテナンス事業の安定的な収益により、高い収益性を保っていることが要因です。
キャッシュフロー
当第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは8,615百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益7,280百万円や減価償却費2,162百万円によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは3,298百万円の支出となり、財務活動によるキャッシュ・フローは3,814百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物は1,108百万円増加し、期末残高は8,475百万円となっています。
配当の支払額
株式会社ケーユーホールディングスは、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと位置づけています。当第3四半期では、中間配当として1株当たり20円の配当を実施しました。また、期末配当も1株当たり48円の配当を予定しており、年間配当金は68円となる見込みです。この水準は前期より3円増加しており、株主還元の拡充が図られています。
今後の展望
株式会社ケーユーホールディングスは、新車販売やメンテナンス、中古車販売など、自動車関連事業の拡大に注力していきます。具体的には、店舗網の拡充や新型車の投入、さらには自動車リースなどの新規事業にも取り組む方針です。また、品質向上やコスト管理の徹底により、収益性の改善にも努めていく考えです。これらの施策を通じて、中長期的な業績向上と株主還元の充実を目指してまいります。
編集部のまとめ
株式会社ケーユーホールディングスは、自動車販売業界の中でも高い収益性を維持している企業です。第3四半期決算では売上高が前年同期比1.9%増加し、利益面では若干減少したものの、安定した業績を確保しています。
今後も、新車販売やメンテナンス、中古車販売などの既存事業の強化に加え、店舗網の拡大や新規事業の展開など、様々な成長戦略に取り組むことで、さらなる業績向上が期待されます。株主還元面でも、年間配当金68円と前期より増加しており、株主の皆様への利益還元を重視していることがわかります。
株式会社ケーユーホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ケーユーホールディングスの決算日は3月31日で、6月に定時株主総会を開催し、決算報告や剰余金の処分などを行っています。また、年間配当金は68円を予定しており、株主の皆様への利益還元に力を入れていることが分かりました。
今後も、収益性の高い自動車販売事業を中心に、様々な成長戦略を展開していくことで、さらなる業績拡大が期待されます。