皆さんこんにちは。今回は人気カーパーツ企業「株式会社イエローハット」の最新の決算報告について、詳しくご紹介いたします。
イエローハットは国内最大手のカーディーラー企業で、全国に多数の店舗を展開しています。今回の決算では、売上高は前年同期比100.7%と堅調に推移しました。特に消耗品販売の好調によって、業績は順調に推移しているようです。これからの展開にも期待が高まりますね。
企業情報
企業名: 株式会社イエローハット
証券コード: E02735
決算期: 3月期
株式会社イエローハットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社イエローハットの決算日は3月31日です。第3四半期の決算は12月31日時点で行われており、2024年2月5日に四半期報告書が提出されました。
主な事業
株式会社イエローハットは、主にカー用品やバイク用品の販売を行う企業です。全国に740店のイエローハット店舗を展開し、タイヤ、オイル、バッテリーなどの消耗品販売や車検、整備サービスなども行っています。また、二輪用品の販売も手がけており、2りんかんや自社ブランドのバイク館なども運営しています。さらに、不動産賃貸事業なども行っています。
今期の業績と利益率は?
この第3四半期の業績は、売上高が1,135億54百万円と前年同期比100.7%と微増となりました。特に消耗品の販売が好調だったことや、車検工賃収入の増加などにより、一定の成果を上げることができました。一方で、コロナ禍で高まっていたバイク需要の減少や、暖冬による冬季用品の不振などもあり、経常利益は131億90百万円と前年同期比96.1%と減少しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は毎期増加傾向にあり、前期は1,635億円、今期は1,135億円となっています。一方、利益面では、前期の経常利益は163億円だったのに対し、今期は131億円と減少しています。これは、人件費などの店舗運営コストの上昇などの影響によるものと見られます。
四半期連結貸借対照表について
イエローハットの直近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産総額は1,428億55百万円となっています。この中で、流動資産は496億26百万円、固定資産は932億28百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が576億円、在庫の棚卸資産が273億円となっています。また、土地が405億円、建物及び構築物が255億円と、不動産関連の資産も大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が93億円、短期借入金が20億円となっています。固定負債は50億円と比較的少ない水準です。
純資産の部
純資産の部は1,139億16百万円となっており、自己資本比率は79.6%と高い水準を維持しています。これは、安定した財務体質を示す指標と言えるでしょう。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期6.8%から当期6.4%に低下しましたが、ROE(自己資本利益率)は前期10.1%から当期8.1%と、依然として高い水準を維持しています。これは、高い自己資本比率を背景に収益力の高さを示しているものと言えます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが131億円の収入となっており、安定した事業運営ができていることがわかります。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは84億円の支出となっており、店舗の新設や改装などに積極的な投資を行っていることがうかがえます。
配当の支払額
株主への配当につきましては、第2四半期末に1株当たり31円、期末に33円の配当を行う予定です。これにより、年間配当金は64円となる見通しです。着実な利益確保と株主還元に努めているといえるでしょう。
今後の展望
株式会社イエローハットは、今後も消耗品販売の拡大やメンテナンス事業の強化に注力していく方針です。また、新たな取り組みとして楽天ポイントカードの取り扱いを開始するなど、顧客利便性の向上にも力を入れています。さらに、店舗の出退店や業態変更など、経営資源の効率化にも取り組んでいくとしています。これらの施策により、今後も安定的な成長が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社イエローハットの今期第3四半期決算は、全体として堅調な結果となりました。タイヤやオイル、バッテリーなどの消耗品販売が好調で、経常利益も131億円と高水準を維持しています。また、財務体質も健全で、ROEも8%台と収益性も高い水準にあります。今後も消耗品の拡販やメンテナンス事業の強化など、成長に向けた取り組みを進めていくことが期待されます。株主還元面でも着実な配当を実施しており、投資家にも魅力のある企業だと言えるでしょう。
株式会社イエローハットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社イエローハットの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日に行われています。業績は全体として堅調で、年間配当金は1株当たり64円と、株主還元にも力を入れていることがわかりました。今後も消耗品販売の強化やメンテナンス事業の拡大などに注力し、着実な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。