株式会社コンセックの最新の四半期決算報告はとても注目すべき内容になっています!売上高が前年同期比で8.1%増加し、経常利益も234.7%も増加するなど、非常に好調な業績を収めています。特に、切削機具事業やバ建設・生活関連品事業が好調だったことが大きな要因のようです。
企業情報
企業名: 株式会社コンセック
証券コード: 98950
決算期: 3月31日
株式会社コンセックの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社コンセックの決算日は3月31日です。そのため、今回の決算報告は第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)の業績となっています。
主な事業
株式会社コンセックは、切削機具事業、特殊工事事業、建設・生活関連品事業、工場設備関連事業、介護事業、IT関連事業の6つのセグメントで事業を展開しています。特に、切削工具や土木建設工事、建設資材・住宅機器などの製造・販売に強みを持っています。また、介護事業や製造設備の工事・メンテナンスなども手掛けており、多角的な事業展開を図っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は売上高が76億42百万円と前年同期比で8.1%増加。営業利益は12百万円とようやく黒字転換を果たし、経常利益も59百万円と大幅な増加となりました。特に、切削機具事業や建設・生活関連品事業の業績が好調だったことが主な要因です。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高は第56期が99億8百万円、第57期(今期)が76億42百万円と推移しています。一方で、経常利益は第56期が99百万円、第57期(今期)が59百万円と微増となっています。このように、売上高は増加傾向にあるものの、利益面では伸び悩みがみられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は125億12百万円と、前連結会計年度末から8億72百万円増加しています。流動資産は前期末から6億59百万円増加の61億74百万円、固定資産は2億13百万円増加の63億38百万円となりました。一方、負債は5億30百万円増加し44億48百万円となっています。
資産の部
流動資産では現金及び預金の増加や棚卸資産の増加などにより増加しています。固定資産では投資有価証券の増加などが主な要因です。
負債の部
流動負債では仕入債務や短期借入金の増加が主な要因で増加しています。一方、固定負債では長期借入金の減少などがありました。
純資産の部
株主資本は利益剰余金の増加により1億39百万円増加し、その他の包括利益累計額も1億95百万円増加しています。これらにより、純資産合計は80億64百万円と前期末から3億42百万円増加しました。
ROAとROE
株式会社コンセックの収益性を示す指標であるROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本当期純利益率)は、直近の値を見ると、ROAは0.5%、ROEは2.5%となっています。これらの数値は決して高いとは言えません。今後は収益性の改善が課題となるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2億47百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが3億40百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが8億92百万円のプラスとなっています。この結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末から7億99百万円増加しました。
配当の支払額
株式会社コンセックは、1株当たり配当金を25円としており、総額で約4,500万円の配当を実施しました。この水準は前年同期の1株当たり30円と比べると低下しているものの、安定的な配当を続けています。
今後の展望
株式会社コンセックは、中期経営計画で事業規模の拡大やグループ内の連携強化に取り組んでいます。特に、特殊工事事業では公共工事の受注拡大を目指し、建設・生活関連品事業では販路拡大に注力しています。また、成長分野としての介護事業や工場設備関連事業でも業績向上を図っています。今後の業績向上に期待がかかっています。
編集部のまとめ
株式会社コンセックの決算は、前年同期比で売上高8.1%増、経常利益234.7%増と非常に好調な内容でした。特に切削機具事業や建設関連事業が好業績を残したことが大きな要因です。また、借入金の返済も順調に進み、健全な財務体質を維持しています。今後は収益性の改善にも注力し、さらなる業績向上が期待されます。
株式会社コンセックの決算日や配当についてまとめました。
株式会社コンセックの決算日は3月31日で、今回発表された決算は2022年4月1日~2022年12月31日の第3四半期連結累計期間の業績です。また、1株当たり配当金は25円で、安定した配当政策を続けています。今後も業績拡大と収益性の向上に期待が寄せられています。