株式会社日伝の2023年12月期第3四半期決算が発表されました!動力伝導機器、産業機器、制御機器などの機械設備や機械器具関連商品を取り扱う同社は、持続的な成長と社会課題の解決に取り組んでいます。この決算内容をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社日伝
証券コード: E02745
決算期: 3月期
株式会社日伝の決算日・決算時期(スケジュール)は?
3月31日が決算日で、2月頃に第3四半期決算、6月頃に本決算を発表しています。
主な事業
株式会社日伝は、動力伝導機器、産業機器、制御機器などの機械設備や機械器具関連商品の販売を主な事業としています。産業界の幅広い分野に機械部品を提供しており、自動車、電機、精密機器、食品加工など、多岐にわたる顧客を持っています。最近では、微生物レベルでの清潔を目指す次亜塩素酸水噴霧機・生成機の販売にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高946億59百万円、経常利益50億12百万円となりました。前年同期比で売上高は4.6%減、経常利益は6.5%減少しましたが、依然として高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は130,000百万円台、経常利益は6,000百万円台と安定した推移となっています。特に、2023年3月期の業績は最高益を更新するなど、業績は順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産の部、負債の部、純資産の部ともに健全な状況にあるといえます。
資産の部
当第3四半期末の総資産は1,222億85百万円で、前期末比520百万円減少しました。流動資産は831億74百万円と増加し、固定資産は391億11百万円と減少しています。
負債の部
負債合計は361億75百万円で、前期末比311百万円減少しました。流動負債は281億47百万円、固定負債は80億27百万円となっています。
純資産の部
純資産合計は861億9百万円で、前期末比209百万円減少しました。自己資本比率は70.4%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期3.1%から今期3.0%に、ROEは前年同期4.4%から今期4.3%とそれぞれ微減しましたが、依然として高い水準にあります。これは、安定した収益力と健全な財務基盤を示しています。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローが55億円の収入となり、投資活動で8億円の支出、財務活動で27億円の支出がありました。この結果、当第3四半期末の現金及び預金残高は166億28百万円となっています。
配当の支払額
2023年6月の定時株主総会で、1株当たり65円の期末配当が決議されました。この配当は、前期と同額の水準を維持しています。
今後の展望
今後も、設備投資や半導体製造装置等の需要増加を追い風に、持続的な成長と収益力の維持が期待されます。また、次亜塩素酸水噴霧機など、新製品の販売にも注力し、事業基盤の強化に取り組むことで、中長期的な企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社日伝は、安定した財務基盤と収益力を持つ企業として評価できます。設備投資需要の増加や新製品の販売強化により、今後も持続的な成長が期待されます。配当も前期と同額を維持するなど、株主還元にも力を入れています。日伝は業界をリードする企業の1社として、今後の動向に注目です。
株式会社日伝の決算日や配当についてまとめました。
株式会社日伝の決算日は3月31日で、年2回の決算発表(第3四半期決算と本決算)を行っています。また、配当金は1株当たり65円と前期並みの水準を維持しており、株主還元にも積極的な企業です。